第6話 二人のカーク


#スタートレック/宇宙大作戦 #分身 #ジキルとハイド #エンタープライズ #カーク船長


主人公 善のカーク船長 脇役 悪のカーク船長 

 

印象に残ったセリフ

カーク「野獣のように凶暴で冷酷な男でも、わたしには必要な人間だ。わたしの一部だ。わたしの!」

マッコイ「わたしたちもみんな君と同じだよ。誰にでも悪の面はあって、それは必要なんだ。それで生きていけるんだ。醜いことはない、それが人間じゃないか!」


マッコイ「彼と君を合わせて、はじめて人間になるんだ。さっきはスポックと争ったが、彼の言ったことは正しいよ。否定的な面がなければ、君は船長になる資格はない。それはわかってるはずだ。君のあの強い決断力は、彼が持っている」

カーク「ではわたしは」

マッコイ「いい面を持ってるさ」

カーク「役には立たん。この船を指揮するには」

マッコイ「君のその知性、理論は、これまたなくてはならないものだ。人間の本当の勇気は、おそらくそこから生まれてくるんじゃないかな。強いはずの彼にしても、怖がってたよ」


ストーリー

エンタープライズ号は、惑星アルファ117で鉱石の標本を採集する。しかし持ち帰った鉱石が原因で転送装置が故障、

カークは分身し二人になってしまう。一人は聡明で優しい「善」のカーク、もう一人は暴力的で野蛮な「悪」のカーク。

船長が二人になってしまったことに気づかぬ乗員たちは、突如暴言を吐き始めたカークに困惑させられる。


感想(ネタバレ注意)

転送装置ネタといえば、50年代の映画『蝿男の恐怖』。

 あの映画は、転送装置に紛れ込んだ蝿と主人公が融合して

 身体がドロドロになっていく話でした。


 それはともかく。

 スポックが、半分地球人、あとの半分は宇宙人として

 つねに自分の心が争っていると告白するシーンは

 インパクトありました。


 思春期の少年たちには、身近な告白でしょうね。

 自分は誰なのか、世界は自分とどう関わるのか。

 常に争う自分の心。

 

 純粋に自分の心と向き合うとき。

 他人との付き合い方も判るかも。

 人は一人では生きていけないのですから。

 


2022/03/06


 


 

 


  

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