第4話 光るめだま
印象に残ったセリフ
ミッチェルが超能力を手に入れたときに言うセリフ。
「この調子で力が強くなっていくと、すべて自分の思い通りに――そうだ、俺は宇宙の支配者になれる!」
ストーリー
惑星連邦所属エンタープライズ号は、銀河を抜けだし人類未到の宇宙へ探査飛行を行うという歴史的な任務を受ける。
飛行中、磁気嵐に遭遇。被害を受けつつ脱出するエンタープライズ。しかしカークの古い友人ミッチェル少佐が意識を回復したとき、
彼はすさまじい超能力を持った人間以外のなにかに変身してしまっていた。
感想(ネタバレ注意)
強大な力を手に入れた人の末路、その2です。「まるで今まで見えなかった人間が、突然、目が開いた気分だな」
というミッチェル。ピーターは、セイサス星人に引き取られましたが、ミッチェルは……
それにしても、相応しくない人に相応しくない力があると、とんでもないことになりますね。
でも……。
ミッチェルのような、
「果てしなく成長する」力は
現実に存在する。
たとえばブラック企業。
社畜の上司が、部下にパワハラをする。
年下にいじわるをする先輩もいる。
その企業独自のしきたりなどを教えてくれず、
教えるときはイヤミたっぷり。
そして仕事が出来なかったら
あんたのせいだと責める。
部下は、どうしようもなくて精神を病んだり
会社を辞めたりする。
でも、会社はつぶれない。
こういう会社群だって
どんどん成長していくのだよ。
現実問題として、
経済を成立させるためには
環境や人心をも破壊する。
そして地球温暖化を招いて地球を砂漠化させる。
それでも、人間の生活のために
いろんなものが犠牲になる。
果てしなく成長する経済。
枯渇していく資源。
でも、人間って、心がけ次第で変れる人間だ。
ミッチェルに対して、ダイナー博士の取った行動を見ると
少し、希望が湧くのを感じます。
レジ袋、要らないって言おう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます