#163 魔獣との戦いの中で

 獅子、山羊、鷲と三種の頭を持つ異形の魔獣、混成獣キュマイラ

 躯体は四足獣に似ており背に巨大な翼を備える。

 尾は長く毛の薄いざらざらとした地肌が露出しており、見ようによっては蛇のようにも思えた。


 会議の場のど真ん中に降り立った混成獣はそれぞれの首を巡らして周囲を一睨みすると、獅子の貌から咆哮をあげる。

 強烈な音波を叩きつけられた人間たちは耳を塞いで屈みこんだ。

 魔獣なる形もつ災厄に対し、人は常に縮こまりやり過ごすことしかできない。


「殿下! お下がりください!!」


 それがゆえに人は知と技をもって巨人兵器たる幻晶騎士シルエットナイトを生み出した。


 白き幻晶騎士シュニアリーゼが王女フリーデグントを護るべく駆け込んでくる。

 盾を掲げ、自慢の槍を魔獣へと突き出し。

 バサりと翼がはためく。生み出された突風が土煙を噴き上げ周囲を覆い、シュニアリーゼの狙いをそらした。


「うぁあぁぁ……っ!」

「でん……かぁっ!?」


 巨人兵器と魔獣の戦いに巻き込まれた人間たちはたまったものではない。

 鍛え上げた騎士であろうと木の葉のように吹っ飛ばされる。


 そうして魔獣の放った炎がシュニアリーゼを呑み込んでゆくのを、フリーデグントは呆然と眺めていた。


「こ……これが生きた魔獣……」


 西方ではすでに絶えたものとはいえ、知識はあった。

 この空の大地に来てからは実際に目にしたこともあるし、なんならば竜闘騎ドラッヒェンカバレリが戦っている様を見たこともある。

 しかしそのどれもが硝子越しの遠い景色でしかなかった。


 眼前に覆いかぶさるように屹立する巨大な魔獣は生の息遣いを持ち、唸り声は空気を震わせ鼻が曲がるような獣臭を放っている。

 その三つ首の一つ、山羊の貌がぎょろりと動き胡乱気な視線がフリーデグントに向けられる。

 それだけで彼女は身動きすらできなくなった。


 濁った視線は破壊の熱に満ちている。意思を通じることなどおよそ不可能だと直感的に察した。

 だというのに、それが放つ暴力的な渇望だけはどうしてだろうか、肌で理解できるのだ。


 山羊の貌が口を開いてゆく。口腔に魔法現象の兆候が現れ、雷光が生まれだした。

 魔獣の放つ魔法を受ければどうなるか、ついさきほど幻晶騎士が実演したところである。


「死ぬ……のか? こんなところで、私は……ッ!?」


 自分はまだ何も成し遂げていない、だというのにこんな世界の果ての空の上で魔獣の餌食と化す。

 かりにも王族の一人としてまったくつまらない最期ではないか。国許に伝われば笑い話にもならないだろう。


 絶望と諦めが心を覆いつくす。いっそ目も閉じてしまえばいいかもしれない。

 しかし最後に残ったわずかな矜持が瞳を閉じることを拒否し。だから彼女は目撃した。


 ――横合いから恐ろしい勢いで飛び込んできた、小さな“人影”があったことを。


 繊細な髪の一本一本が陽光に煌めく。

 紫銀の輝きはひとつの流れとなり、突き出したちっぽけな刃につながっていた。


「“爆炎球ファイアボール”・拡散投射キャニスタショット!」


 鈴を転がしたような声が囁き。瞬時に練り上げられた炎が群れを成して魔獣に襲い掛かる。

 所詮は人の身、魔獣を斃すにはあまりに小さな炎。

 それも尋常ならざる数をもってすれば、口腔を灼き魔法を止めるには十分だ。


 ンギョォオオォォォッ。


 炎と雷が口の中で炸裂しては、さしもの混成獣も平気とはいかなかった。

 おぞましい叫びをあげて山羊がのたうち、その陰から獅子が憤怒の相貌をのぞかせる。


「む。しぶといですね、ひとつ傷つけたくらいでは駄目ですか」

「は……?」


 フリーデグントの思考が状況に追い付かない。

 突然現れた小柄な少年には見覚えがある。ついさきほど会議の場においてエムリスの後ろに控えていた人物。


 いわく、“竜を墜とした張本人”。


 そんないわくつきの人物であるエルネスティエルは、場違いなこと甚だしい笑みを浮かべたまま振り向いた。


「今の間にこの場から離脱しましょうか。どうか殿下もご協力を」

「なっ……お前……!? 何を……?」


 彼女の返答を待つことすらなく、エルは馬鹿げた勢いで加速する。

 タックルさながら彼女を抱え上げるとそのまま飛ぶように駆けだした。


「ひとまず向こうにお届け、あっまずい」


 目指すはパーヴェルツィークの騎士たちの元――だが数歩を進んだところで急角度で向きを変える。

 なぜなら直後に新たな異形が降ってきたからだ。

 現れた混成獣は一匹だけではない。周囲を見回せば続々と魔獣が現れていた。


「全力で来ていますね、なかなか念入りな襲撃です!」


 眼前を塞ぐ混成獣が首を向ける。獅子の貌が口を開き炎を噴き出した。

 エルは軽やかに銃杖ガンライクロッドを一閃。生み出された分厚い大気が防壁を作り、炎がその上を流れてゆく。


 身を守るのに十分な魔法を維持しつつさらに“大気圧縮推進エアロスラスト”で加速。

 魔獣の包囲を一気に突き抜けようとして。


「き……さま! どうするつもりだ……」


 フリーデグントが叫ぶ。

 先ほどから目まぐるしく視界をぶん回されるわ魔獣が降って来るわ炎に包まれるわと気の休まる時間がない。

 だというのにエルの返事はさらに恐ろしいものだった。


「まずは囲みから出ないといけません。ちょっと荒っぽくなりますよ、今しばらくの我慢をお願いしますね」

「さらにだと!?」


 今までが荒っぽくなかったとでもいうつもりだろうか。

 文句の言葉が口をつきかけて、彼女は精神力を総動員しかろうじて唇を引き結んだ。


 無茶だ。無茶だが、その無茶がないと窮地を切り抜けられない。

 この小さな肩に自分の命が乗っていると思えば、邪魔をする愚は明らかである。


「さてどこか安全なところは……あった」


 そうして暴れる魔獣の間を気軽にすり抜けて走っていたエルは、とあるものを見つける。


「まずは味方と合流しますよ」

「こ、この状況だ。全て任せる……!」


 風を巻き起こし、混乱のただなかを銀の影が疾る――。




「どけ魔獣! 船には近寄らせねぇっ!!」


 混成獣の巨体にも劣らない巨躯と重量で駆ける、半人半馬の騎士。

 人馬騎士ツェンドリンブルが、突撃の勢いを乗せた騎槍ランスを魔獣へと叩き込む。

 鷲の貌を抉られた混成獣が悲鳴と共に空に逃れた。


「一丁上がり! ってもこれじゃキリがねーな」


 操縦席でアーキッドキッドがぼやく。周囲には続々と魔獣が舞い降りており大混乱が広がっていた。

 いかにツェンドリンブルとて囲まれてはおしまいだ。自慢の足で動き回りながら槍を振り回し、魔獣を追い払っていた。


 キッドのまたがる操縦席の後方から身を乗り出す者がいる。

 狭い操縦席の中、翼を広げられずにちょっと窮屈そうな様子のホーガラであった。


「さきほど鳴き声を上げたハルピュイアがあった。これほどの混成獣を、まさか従えているというのか」

「こいつら混成獣キュマイラってのか。ハルピュイアにとっても敵なのか?」

「というより混成獣に味方など居ない。下手をすると同族ですら殺し喰らう、破壊以外に考えのない獣だ」

「その割にお行儀良い感じだけどな!」


 キッドも“宣戦布告”をしてきたハルピュイアの姿を目撃している。

 確かに魔獣は暴れまくっているが、それも目的があっての破壊行為だと思えた。


「しっかしホーガラは一緒だけど、スオージロはなんか勝手に飛んでっちまうしエルも勝手に飛んでっちまうしどうすっかな……って」


 その時、彼は幻像投影機ホロモニターの一画に、こちらに向けて駆けてくる小さな人影を見つける。

 付き合いの長い間柄である、どんなに小さくても見逃しはしない。


 魔獣たちから離れていることを確かめ、キッドはツェンドリンブルを走らせた。


「エル! いいところにいたぜ。そっちは大丈夫なのか……」

「キッド、客がいます。操縦席をあけてください」

「え。お、おう」


 確かに誰かを抱えている。キッドは言われるままに操縦席をあけた。


 エルは人一人を抱えたまま軽々とツェンドリンブルの背中まで飛び上がる。


 完全に荷物扱いされながら、フリーデグントはもう色々と突っ込むのを諦めていた。

 彼女が武に秀でていないことを差し引いても、この少年の動きは異常としか言いようがない。

 パーヴェルツィークの騎士は精鋭ぞろいと言えるが、だからと戦いの最中を人を抱えたまま走り回るなど不可能だ。

 クシェペルカという国は、こんなのが普通にいるのだろうか? だとすればジャロウデク王国が負けたのにも納得がいく。

 彼女の思考はひどくどうでもいいところを飛んでいた。


 空気の抜ける音と共に馬の背の装甲の一部が開いてゆく。エルは迷わず操縦席へと飛び込んだ。


「話には聞いたことがある、クシェペルカの人馬騎士……。目にするのは初めてだが、なんと奇怪な」


 異常と言えばこの人馬騎士も大概である。

 大西域戦争ウェスタングランドストームとともに名を馳せた異形の騎士の“ひとつ”であり、飛空船レビテートシップ殺しの魔槍の担い手として知られる機体。

 話には聞いていたが、実際にお目にかかるのとでは色々と大違いであった。


 操縦席から騎操士ナイトランナーがこちらを見上げてくる。

 馬の背のようにしがみつくような形をした操縦席は、どことなく竜闘騎のそれに似ていた。


「竜闘騎よりはよほど幻晶騎士していると思いますよ。さてキッド、こちら王女殿下です。保護をよろしくお願いしますね」

「はァ!? おいおいエル、向こうの偉いさんじゃないか!」


 キッドの表情が奇怪に歪む。エルが誰かを連れているのは見て分かったから操縦席を開いた。

 だからとそれがまさかパーヴェルツィークの王女だとは想像もしていなかった。


 もちろんエルが彼を待ってくれることなどない。さっさと王女を降ろして、操縦席の後ろの空間を覗き込んで。


「おや、先客が」


 ホーガラと目が合って首を傾げた。

 本来は二人乗りとして設計されたツェンドリンブルは一人乗りに改修された後も操縦席は広いままである。

 ちょうど客を乗せるのに重宝していたのだが。


「……それは、向こうの群れの長か」

「まさかハルピュイアと一緒とはな。ここは安全な場所に向かうのが先決だろうが……」


 フリーデグントも渋い表情を浮かべていたが、すぐに気持ちを切り替える。余計な拘りは危険を増やすだけである。


「えー、ちょっと詰めてくださいたのんます。そんでエルは?」

「僕はトイボックスを持ってきます。このまま殿下たちの安全を確保しつつ後退を」

「はぁ、了解だ」


 閉じてゆく操縦席から飛び出し、エルはまたも生身ひとつで魔獣と幻晶騎士が揉みあう戦場へと飛び込んでいった。


 いったいどんな神経をしていればそれが可能なのか、フリーデグントには何ひとつ理解できない。

 ただ一つ確実なのは、いつの間にか自軍ではない幻晶騎士の操縦席に放り込まれていたという事実だけであった。


 しかも一緒に乗り込んだハルピュイアの不満げな顔が至近距離にあってとてつもなくやりづらい。


「そ、そこの騎操士。私も何が何だかよくわかっていないが、まずは世話になる……」

「えーと。まぁ俺も騎士ですから、護るのには全力を尽くしますよ」


 よくわかっていないのはキッドも同じだが、こちらはエルとの付き合いの分、よくわからないことに慣れている。

 あれこれ考えるよりは今できることをやるのみだった。


 操縦席を閉じたツェンドリンブルが動き出す。

 魔力転換炉エーテルリアクタが出力を上げ、吸排気機構が甲高い唸りを上げた。

 操縦席を揺さぶる振動に、フリーデグントが思わず手足に力を込める。


 魔獣がでたらめに放つ炎や雷撃を盾で弾きながら人馬の騎士が駆け抜ける。

 混乱しきりの戦場だというのに動きに淀みがない。年若いように見えたが、かなり経験を積んだ騎操士のようだった。


「これからいったいどうなるのだ……?」


 命が助かったところでフリーデグントに心休まる暇はない。

 現状は自軍から完全に切り離されてしまっている。


「まさかの事態だよ。これでは交渉が恐ろしく不利になる。それも考えのうちかもしれないが」


 彼女を助けたのはついさきほど交渉が決裂したばかりの相手である。

 この借りがどれほど高くつくかを考えれば、ため息も漏れ出でようというものだ。


「私を守り抜けば身代金で大儲けできるぞ。さすがだなクシェペルカ」

「それ、外交では定番台詞なのかもしれませんけど。あんまり俺たちを舐めないでもらえますか」


 騎操士は振り返らないまま、フリーデグントからは後姿だけが見える。


「護るからには必ず無事に送り届ける。敵とか味方だからじゃない、それが俺たちの誇りだからですよ」


 状況と直接関係ない一介の騎士の潔さが無性に羨ましい。

 ふと知らずに強張っていた身体から緊張を緩め、信じることにした。


「……頼んだ」


 人馬の騎士が力強く駆けだす。

 行く手には次々と混成獣が立ちはだかるが、勢い任せで突破した。

 ツェンドリンブルは躯体が巨大な分重量があり、混成獣を相手どってもそうそう当たり負けしない。


「だからって! これはちょっとキツいぜ……!」


 いったい何匹の魔獣がここに集っているのか。

 空にも大地にも獣の敵意が満ちている。


 そんな騒々しい戦場の中であっても、劈くような推進器の咆哮はよくとおる。


「お待たせしました!」

「おっせぇって!」


 蒼い機体が木々の合間をカッ飛んできたのは、ちょうど一匹の混成獣によって足止めを喰らっていた時のことだった。


 混成獣はツェンドリンブルと並ぶように低空を飛びながら雷撃を撃ち込んでくる。

 法撃を盾に流して耐えつつ、魔獣を振り切れないでいた。


「あなたは邪魔ですね」


 両手を構えながら蒼い機体――トイボックスが突っ込む。

 三つの頭を持つ混成獣に奇襲は通じない。すぐさま新たな敵の姿を見つけ出し、鷲の貌から放つ風の魔法で迎え撃つ。


 吸気音が一気に高まる。トイボックスが瞬間的に出力を上げ、マギジェットスラスタかが絶叫と共に爆炎を吐いた。

 暴風を出力で貫き肉薄。

 突き出した拳が鷲の頭を握り締めた。


 掴まれた嘴から憎悪に彩られた泣き声が漏れる。

 獅子の貌が怒りに歪み、混成獣が身体を捻った。

 後方から長く筋肉質の尾が鞭のようにしなり、無礼な巨人兵器に襲い掛かり。


「黙りなさい……“烈炎之手バーニングフィスト”!」


 鷲の頭を掴んだままの拳が激しい炎を噴き上げる。

 逃れようなどありはしない。鷲の頭が悲鳴を残す間もなく吹き飛ぶ。


 ギィィィアアアアェェェェェェ。


 以下に三つ首とて、首のひとつを失うことは大きな痛手であったらしい。

 混成獣は激痛のあまり涎をまき散らしてもがく。


 エルはツェンドリンブルが攻撃を逃れて距離を取ったことを確かめると、次の装備に火を入れる。


「ブラストリバーサ!」


 推進器の逆側が開き、巨体を空に浮かべる推力の全てを破壊力として放った。

 胴のど真ん中に風の鉄槌を受け、魔獣の躯体が“く”の字に折れる。


 いかに生命力旺盛な魔獣とて胴体を両断せんばかりの破壊力を受けて無事に済むはずもない。

 激しく血を流しながら、それでも生き残った首が憎々しげに牙をむいていたがやがて動かなくなった。


「決闘級の手には余りそうですね。なんとも厄介なものです」

「あれだけ無茶をやってよく言う……」


 トイボックスと合流し、ツェンドリンブルの中でキッドが胸を撫で下ろしていた。

 フリーデグントは言葉もなく唇を引き攣らせているし、ホーガラは目を細めて固まっている。二人とも静かなものだ。


「よし、それじゃ後は若旦那のとこに戻るだけだな」

「それが少し問題があって。“黄金の鬣号”はもう下がり始めてるのですよね」

「え、マジ? 俺らまだここにいる……」

「仕方がありません、飛空船の方が図体の分狙われやすいのです」

「あー」


 決闘級魔獣が一匹二匹であれば迎え撃つこともできただろう。

 しかし今ここには一体何匹の混成獣が現れたことやら、そんな中飛空船に留まっていろと言うのも酷な話である。


「つまり我らは群れからはぐれたのか」

「はぐれたっつーか飛んでったっつーか」


 ホーガラから呆れを含んだ視線を浴びて、キッドが後頭部を掻く。


「悩むのは魔獣の爪から逃れてからでも遅くありません。まずは移動して……」


 エルの言葉が不自然なところで止まる。

 嫌な予感を覚えたキッドがトイボックスの頭の向きを追おうとして。


「……あそこだ」


 後ろからフリーデグントが指し示した。

 表情を確かめるまでもなく、険しさが声音に現れている。


 ギャアギャアとわめく混成獣が我が物顔で飛び交う空。

 集団の中央に静々と黒雲が伸びてゆく――否、あれは雲ではない。


「でけぇ……魔獣か!? 大隊、いや旅団級くらいあんぞ!」

「あの姿、まるでドレイクではないですか。まさかこの地には竜が生き残っていると」


 多数の混成獣を従え、巨竜は褪せた色合いの翼を広げる。

 低く長い咆哮が森をざわめかせた。


「これは非常に、困ったことになったかもしれませんね」


 言いつつ、エルの口元には笑みが浮かんでいたのだった。

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