#27 異世界からの風

「背中に腕を増やそうかと思うのです」

 

 少女然とした花の様な愛らしい見た目に、まさに花開くような輝く笑顔を浮かべたエルの台詞は、しかしあまりに酷いものだった。

 説明の過不足などと言う次元をとうに越え、妄言か戯言に片足を突っ込む勢いだ。

 確りとその言葉を聴いたはずの親方がその意味を把握するまでに先の言葉以上の時間が必要であり、しかもエルの言動に慣れているはずの双子すら訝しむような、呆れたような表情を隠せないでいた。

 

 幻晶騎士シルエットナイトと言うものはそもそも“人の形をした”兵器である。

 それは前提条件どころではなく、この世界においては至極当然の常識だ。

 そしてこの世界でも“ヒト”の形は二腕に二脚。それは不変の事実である。

 世界広しと言えども腕の数が多い人間がいるなど、そんな話は聞いたこともない。

 ……万が一未開の地に存在していたとしても、それが人間と呼ばれるかは怪しい所だ。

 今のところそれが存在し得るのは唯一、御伽噺や物語の中だけだった。

 

 つい先ほどまで幻晶騎士の構造を変更すると言う発想を持たなかった彼らにとって、そんな奇妙な形をした機体は想像することすら困難だ。

 故に幻晶騎士の背中に腕を増やすなどと言う言葉がどうやって出てきたのか、言い放った本人以外にその理由を理解できる者は誰も居なかった。

 

 親方は大量の呆れを含んだ溜息と共に言葉を返そうとして、ふと思いとどまる。

 これが他の生徒から出た台詞ならばただの妄言だが、そこはつい先ほど綱型結晶筋肉ストランド・クリスタルティシューという新たなアイデアを示したエルが放った台詞である。

 ほとんど罵声に近い言葉を力ずくで飲み込み、親方は非常な努力を払い、できるだけ落ち着いた言葉で問いかけた。

 

「……一応、念のため、聞くぞ。な、何のために、どうやってだ?」

 

 必死の努力にも関わらず、彼の声が多少震えていたのを責める事は出来ないだろう。

 

「何故かと言いますと。前回動かした時に気付いたのですが、幻晶騎士って腕が2本しかないですよね」

「え? うん、勿論だけど、そんなの当たり前って言うか、え?」

「まぁ落ち着いて、アディ。まずは最後まで聞いてください、ね?

 

 ……で、ここで問題に思ったのが魔導兵装シルエットアームズの扱いです。

 幻晶騎士が遠距離攻撃を行うためには魔導兵装を使用する必要があって……そして、それを扱うには手に持って使うしかない。

 だから距離と状況によって剣と魔導兵装を持ち変える必要が出てきます」

 

 一旦言葉を切ったエルが、軽く周囲を見渡す。

 そこに居並ぶ面々の顔には、一様に「それは当たり前で、何が問題かわからない」と書かれている。

 まだ早かったかなぁ、とエルは心中で一人ごちるが、一度流れ出した水を止めることはできない。

 こうなればとことんまでとばかりに気合を入れなおし、言葉を続けた。

 

「ですが、それはかなり非効率的だと思うのですよね。

 持ち替えると隙も大きいですし、当然至近距離になれば魔導兵装を仕舞わざるを得ませんし。

 ですから、背中に魔導兵装を使用するための腕……のようなものを追加したいのです。

 わざわざ持ち替えなくとも、いつでも魔導兵装を使えるように」

 

 笑顔で語るエルの言葉に対する反応は芳しくはない。周囲の全員が色濃い困惑を表情に乗せている。

 誰もが違和感と疑問を感じ、それをどう言葉にすればいいか迷っている――何とも言えないその空気の中で動いたのは、やはり技術者の長、親方であった。

 

「……言わんとするこたぁ、わからないでもない。

 この際腕を増やすなんて暴論の是非は、ちょっと横に置いといてやる。

 しかしよ、仮に魔導兵装用の腕増やしたところでそんなもんどうやって動かすんだ?

 言うまでもねぇだろ、人間の背中に腕はねぇんだよ。ねぇもんは、どうやったって動かせねぇ」

 

 親方が指摘する間でもなく、その疑問は当然、全員が抱いていた。

 幻晶騎士の操縦方法は基本的に騎操士ナイトランナーの四肢の動きを基点としたものである。

 そのシステム上、騎操士……人間に存在しない部位の操作は不可能に近い。

 

 いや、そんなシステム上の理屈を持ち出すまでもなく、彼らの感情が人に在らざる部位の追加に拒否反応を示しているのだ。

 出来るならばこの奇妙な話を笑い飛ばして、終わってしまいたい。漠然とではあるが、それは等しく皆が感じていた。

 しかしエルの顔から笑顔が無くなる事はなく、同時に彼は進む脚を止めることもない。

 一人この世界の常識から遊離する、異世界の落とし子はついに幻晶騎士という存在そのものへとメスを入れる。

 

「懸念はご尤もです。何も本当に腕そのものを追加するわけではありませんし、腕と同等に動かす必要もありません。

 要は魔導兵装を保持し、それを撃てればいいのですから。

 

 ですから……」

 

 集まった全員の困惑と拒否を受けながら、エルは滔々と言葉をつむぐ。

 小柄であることも、少女のような外見であることも関係なく、ただ自信と辿り着くべき明確な目標がエルの言葉を強力に後押しする。

 いつしかその場に居る全員が、彼の言葉とその勢いに呑み込まれ始めていた。

 

「同時に、専用の自動動作術式と、照準用の機能を作ります。

 

 それらを合わせた、魔導兵装装備用の部位の追加、そしてその制御システムの追加。

 これが僕の提案……背面武装バックウェポン火器管制システムファイアコントロールシステムの、開発です」

 

 

 

 整備場の一角に「会議室」と呼ばれる、仕切りで区切られたちょっとした空間がある。

 そこには黒板と椅子が並べられており、主に整備班の打ち合わせ用に使用される場所だ。

 余りにもそれまでの常識から外れたエルの提案を、それでも一蹴せずに検討するために一同がそこに集まっていた。

 エルの鈴を鳴らすような声が説明を続け、カッカッカッ、とリズミカルな音を立てて動くチョークが黒板へと異形の機能の全貌を刻んでゆく。

 

「先ほどは腕と言いましたが、実際に僕が考えているのはもっと簡単な構造の……可動機構を持つ固定器具のようなものです」

 

 背中に追加する腕――以下、補助腕とする――に求められるのは、魔導兵装を使用しない場合に収納する機能と、そこから発射状態へと移行する機能だ。

 展開した場合は魔導兵装が肩越しに正面を向くような状態になる。

 そして、火器管制システムは補助腕の収納、展開時の動作を制御する魔法術式スクリプトを格納する。

 この動作自体に大きな自由度を与える必要はなく、あくまでも収納と展開と言う一定の動作を行えばいいため、これは騎操士へ負担をかけずにシステム内で自動的に処理することが可能だ。

 そこまでなら単に魔導兵装が前を向くというだけだが、この後が火器管制システムの最大の特徴――照準機能の搭載である。

 操縦席に映像を移す幻像投影機ホロモニター照準線レティクルを表示し、照準と魔導兵装を連動させることで自動的に発射方向の制御を行うのだ。

 

 エルがここまで説明を行ったところで、それを聞く生徒達の表情が俄かに変化してきた。

 両腕を自由にしながら魔導兵装を使用し、あまつさえ狙いをつけることすら可能になる。

 幻晶騎士を動かす専門家は騎操士達だが、整備班の生徒が幻晶騎士を動かせないわけではない。

 それ故に背面武装がもたらす利点――攻撃機会の増加、戦術の幅の増加、そして攻撃能力自体の増加――を、ゆっくりとだが把握し始めたのだ。

 

「火器管制システムについては、魔導演算機マギウスエンジンの余り領域内に機能を追加します。

 あ、勿論ここを作るのは僕がやります。

 そして、この機能を使用する場合に騎操士に求められるのが……」

 

 騎操士に追加で求められるのは照準を上手くつける技能だけになる。

 何故なら、わざわざ補助腕を自在に動かす必要がないため、展開収納、照準まで火器管制システムにより自動的に処理されるためだ。

 展開と収納の切り替えは操縦席からのごく簡単な操作で行い、処理上での実質的な負担の増加はないに等しい。

 求められるのが技能であるならば、つまり後は訓練次第ということになる。

 

「……と、以上が提案の概要です。

 具体的な構造については後々詰めることになると思いますが……如何でしょうか?」

 

 可愛らしく小首をかしげるエルに対し、反応を返すことが出来たものはその場には居なかった。

 今、工房の内部は恐ろしいほどの沈黙に支配されている。

 

 エルが語った“技術”は凡そ常識というものを丸ごと投げ捨てた代物だ。

 人型から外れた部位の追加、それまで不可侵であった魔導演算機への機能の追加。

 事前に綱型結晶筋肉という提案を受けていても尚、エルの発想はその場の生徒達にとって異様であった。

 

 しかし、エルはそれを理路整然と説明して見せた。

 黒板に並ぶ文字は技術者に共通の言葉である“技術”を語り、そこには夢物語も御伽噺も存在しない。

 一笑に付すには現実的で、無視するには魅力的な、技術。

 

「(昔取った杵柄やけど、まだプレゼンテーション能力は落ちてないな。

 さて、もう一押しやろか?)」

 

 整備班の生徒達は、明らかに迷っていた。

 せめてそれがあやふやな説明であったなら彼らは苦もなく拒否できたのだが、なまじ実現性を検討できるだけにたちが悪い。

 彼らの中でこれまでに培った常識が盛大に違和感を訴えかけ、それでも提示された技術がもたらすものを考えて理性が賛成を勧める。

 思考の板ばさみ状態に陥り、言葉に詰まる彼らの背中を押すべく、更にエルが話を続ける。

 

「幻晶騎士とは、人の姿を模してはいれど、つまるところ道具であり、機械です。

 ただ闇雲に人の姿に拘泥する必要はありません……。

 求める機能があるなら、それを実現するに相応しき姿をとっても、良いと思いませんか?」

 

 御伽噺に出てくる悪魔が現実に存在すれば、きっとこんな感じに違いない。

 見目麗しき姿で、魅力的な誘惑を囁き、知らず知らず、この世の理から外れてゆくのだ。

 期せずして全員の思考が揃って斜めにずれだしたところで、親方が大仰に息を吐いた。

 

「全くおめぇ、何もんだ?

 随分と幻晶騎士が好きなガキだとは思ってたが、中身は悪魔か何かか?」

「えええ、その言いようは酷いです。流石に僕も傷つきますよ」

 

 よよよと泣き崩れる真似をするエルに、親方の呆れた声が続く。

 それだけのことではあるが、その場に満ちた重苦しさを含む空気が徐々に弛緩していくのがわかった。

 

「言ってやがれ。

 ……が、ハッ! いいじゃねぇか。機械、道具、人なんぞクソ喰らえってか。

 そういうのは嫌いじゃねぇ。悔しいが坊主の話は理に適ってる。

 いいぜ、こちとら幻晶騎士を改良するのが本職の鍛冶師様だ。おめぇの提案に乗ってやろうじゃねぇか!!」

 

 豪快な笑顔を見せる親方の言葉が、残る全員の逡巡を吹き払った。

 それをきっかけとして、彼らの中の技術者としての思考が常識の壁を乗り越える。

 彼らは一丸となり、綱型結晶筋肉、背面武装、火器管制システム――その技術がもたらす、幻晶騎士の新たな姿へと向かって一歩を踏み出す。

 

 それは小さな一歩ではあるが、確実に彼らの中の意識そのものを変化させていた。

 ライヒアラ騎操士学園から生まれた波紋は、いずれ国内、そして世界へと伝播する。

 異世界の理をその身に取り込んだ幻晶騎士という存在は、この時を起点として新たなる進化を始めたのだった。

 

 

 

 時刻は夕方を過ぎようとしている頃、ライヒアラ騎操士学園の学長室の扉を叩く者達がいた。

 中から応じる声がかかり、彼らは室内へと入ってゆく。

 室内には学園長であるラウリ・エチェバルリアがおり、来客――彼の孫エルネスティ、そして騎操士学科・鍛冶師学部の親方ことダーヴィド・ヘプケンを迎えていた。

 

「ふむ……これは……」

 

 ラウリの手元には資料が握られている。

 それは綱型結晶筋肉を使用した機体の構造から背面武装、火器管制システムの内容までをまとめた仕様書だ。

 

「学園長、仕様書にあるとおりだ。

 我々騎操士学科整備班はエルネスティが発案した機能を搭載した幻晶騎士の製作を提案する」

 

 ラウリは最初、二人が学長室を訪れた時はその珍しい組み合わせに目を丸くしていたが、仕様書を読み進めるに従い表情が険しくなり、そして最終的に突き抜けた。

 仕様書を机に置いた彼は知らず遠い目で彼方を眺めている。

 

「やれやれ……予想外と言うか何と言うか、とんでもないことをやらかし始めたの」

「やらかしてるのは学長あんたの孫だ」

「だから予想外と……いや予想以上かの? まぁしかし、随分と突飛な話じゃが実現できるのか、エルや」

 

 エルはやはり笑顔を浮かべている……が、家族であるラウリにはわかる。

 エルの瞳は常に無い熱意と自信に溢れんばかりであり、今なら多少の常識くらい軽く曲げてしまいそうな勢いであることを。

 

「はい、時間さえいただければ、必ず」

 

 そしてその返答も予想に違わぬものだった。

 

「(拝啓陛下、うちの孫は予想以上に暴走しとります。わしこれ御するの無理じゃね?)」

「……お祖父様? それで、如何でしょうか?」

 

 より遠く、具体的には王都カンカネンに向けて念を飛ばしていたラウリはその言葉に我に返る。

 

「学園長、機体の構築、改造については生徒の自由裁量に任せられているはずだ。

 ただ、こいつは今までの改造とはモノ・・が違う。製作のリスクを考えると一応アンタの許可が欲しい」

「いいじゃろう。ちょうどほとんどの機体が組みなおしという状況じゃ、多少の失敗は恐れずともよい。

 しかしじゃとすると、しばしは騎操士達が窮屈になるの」

「まぁ、修理が遅れるのは仕方ねぇところだ。新型を組むのに人を使っちまうしな」

「そうじゃのぅ……彼らには基礎練習を中心にやってもらうしかないかの」

「それでしたら」

 

 二人の会話にここぞとばかりにエルが割り込む。

 

「幻晶騎士の操縦訓練用に考えていた方法がありますので、そちらにもご協力いただけますか?」

 

 エルの笑顔が、ついに悪魔の微笑にしか見えなくなってきた二人だった。

 

 

 

 とっぷりと日が暮れたライヒアラ学園街を3つの影が並んで歩いている。

 真ん中を歩く小柄な人物――エルは今にも鼻歌を歌いだしそうであり、その様子は上機嫌の一言に尽きた。

 浮かれに浮かれた彼だが、その外見も合わさってそれでも傍から見れば微笑ましく見えるのは、幸か不幸か。

 エルとは対照的に、その横を歩くキッドとアディの表情は晴れないものだった。

 

「なぁ、エル」

「はい?」

「今日の説明、正直全部わかったわけじゃないんだけどよ。

 あれをやったら、幻晶騎士は強くなるんだろ?」

「はい勿論!」

 

 キッドはそれに言葉を返そうとし、しかし一瞬言いよどむ。

 

「……その、だったらよ。エルって、あれで……幻晶騎士を強化して、また魔獣と戦いに行くん、だよな?」

 

 ほんの瞬くほどの間、エルの表情が笑顔のまま引き攣った。

 

「(やべ、戦闘とか以前に改造することしか考えてなかった!!)」

 

 心中で咳払いしながら焦りを振り払い、エルは笑顔のまま答える。

 

「そうですね。僕の場合は単純に動かしたいというのも強いですけど、幻晶騎士を動かす理由の大半は、それでしょう?

 それに騎士、騎操士になれば否応なく魔獣との戦闘は避け得ませんし」

「そうだよな、エルはやっぱ戦うよな。……もう、戦えるんだな」

 

 キッドの様子を訝しむ間もなく、エルは横から腕を伸ばしてきたアディに捕まった。

 

「エールー君! 約束、忘れてないわよね!!」

「え? えー……あ、二人にも、教えるんでしたよね? 幻晶騎士の動かし方とかを」

「そうよ、私達だってやれば出来るの!

 もう駄目、エル君1人で戦うのなんてもう絶対許さないからね」

 

 エルは苦笑を禁じえない。

 

「覚えていますよ。ちゃんと、方法も考えていますから。

 そうですね……まずは魔導演算機の制御術式を学ぶところから始めて、いずれは直接制御フルコントロールまで辿り着けるようにしましょうか」

「望むところよ!」

「おう、そうだな、そうだよやっぱそうこなくっちゃな!

 アディもやる気まんまんだしよ、任せとけ相棒、すぐに追いついてやっからよ」

「(その言葉も久しぶりに聞いたなぁ……んじゃまぁさて、我が愛弟子達のために一肌脱ごうかね)」

 

 

 

 

 ――後日

 

「なっ……何? これ、何!?」

「ええ、ちょ、エル? なんだこれ、何をするつもりだ!?」

 

 双子の前には、これまでに見知った並の教科書など遥かに凌駕する、重質量鈍器と化した紙の束が置かれていた。

 その厚さたるや地球で言うところの広辞苑をも上回り、読むのも一苦労する代物だ。

 

「何って……折角やる気を出した大事な大事な幼馴染のために、僕が身を粉にして書いた手製の幻晶騎士制御用の魔法術式教科書ですよ。

 それはもう、僕は二人のやる気を最大限尊重していますから」

 

 双子の顔色は真っ青になっている。

 これまでもエルから魔法を習ってきた二人ではあるが、それは理論実践相半ばのものであり、極端な座学オンリーではない。

 しかし今回は見るからに座学だけで別の世界に到達できる勢いだ。

 教科書の厚みを見ただけで魂の抜けかけていた双子を、エルは手拍子一拍で呼び戻す。

 

「さぁ、みつしりと、お勉強を、始めましょう」

 

 双子は後に述懐する。

 あの時初めて、笑顔とは実は恐ろしいものである、と知ったのだと――……。

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