シーン(5-1)

【ジョージの落書き】

レイチェルは仕事から帰る途中、ジョージという少年が書いた落書きを見る。

そこから、レイチェルはジョージとのクリスマスのエピソードを思い出す。


◯『ウエストサイドストリート』(夕方・晴れ)


BGM なし(もしくは遠くから聞こえるクリスマスソング)


レイチェル(今日も忙しかった。クリスマスが近いから余計に)

レイチェル(そういやあの子、今頃どうしてるんだろう)

レイチェル(クリスマスの時期になるといつも思い出す)


レイチェル、トンネルの下を通りかかる

壁の落書きを見る


レイチェル

「サンタさんへ

メリークリスマス!

ぼくのなまえはジョージです。

ぼくはいい子にしていましたか?

いい子にしていたと思うのなら、クリスマスの晩、ぼくの家に来てください。

ぼくの友だちになってください。

ぼくを悪い子だと思うのならこのメッセージは無視してください。

ジョージ

401番地 ウエストサイドストリート

クリスマスタウン」


レイチェル(結局、あの子が憧れるようなサンタクロースにはなれなかったなあ)

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