2. 合わせ技は、口の中で
そんな私が、とても大満足していたのは......
少し前まで、よく行くファミレスのメニューのデザートのページに有った、『タピオカ』だった。
あの黒糖風味で直径1cmくらいの茹で立てのアツアツのものが、100粒くらい
小皿に入って200円というお手軽価格で提供されていた。
それとドリンクバーをセットで注文すると、冷たいドリンクでも、暖かいドリンクでも、好きなドリンクを持参して、タピオカを入れて飲む事が出来る。
冷たいミルクティーとの組み合わせが最もポピュラーと思うが、私は、暖かいココアとブラックの暖かいエスプレッソコーヒーを用意する。
というのも、ココアは甘く、タピオカも甘いから、甘いココアに甘いタピオカを入れると、糖質過多という先入観のせいで、カロリー的にも甘さ的にも自分には不都合に感じられる。
そこで、登場するのが、ブラックの暖かいエスプレッソコーヒー。
エスプレッソは、コーヒーカップの2/5ほどの量しか無いから、そこにココアを投入。
すると、少し苦みが感じられるが、程よい感じのエスプレッソココアが出来上がる。
そこに、タピオカを入れるのも良いが、せっかちでおっちょこちょいな自分が、勢い余って飲み込むという惨事を避ける必要が有る。
それで思い付いたのが、右手に茹で立てタピオカをスプーンですくって口に運び、口の中に入れたままの状態で、左手にコーヒーカップに入ったエスプレッソココアを口に注ぐ。
これぞ、タピオカドリンクの二刀流!
この飲み方をする事で、どんな年齢層の客でも、誤飲も
もちろん、口に入れたタピオカを少し噛んでから、飲み物を飲んでも良し。
別々で、しばらくその食感を味わうのも良し。
何より、タピオカドリンク店よりも、自分好みのドリンクに調整する事が可能!
その上、お代わりだって、アイスドリンクでも、ホットドリンクでも好き放題。
あんなに素晴らしかったのに......
なにゆえ、そんなに重宝していた『タピオカ』がメニューから消えてしまったのか、とても残念でならない。
是非『タピオカ』を復活させてもらうべく、アンケート用紙なるものが有ったら、今度リクエストしよう!
【 完 】
これぞ、タピオカドリンクの二刀流! ゆりえる @yurieru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます