2022/02/21
ロシアは現在通常戦力の75%、人数にして19万人をウクライナの周囲に配置しているらしい。そんな中、フランスのマクロン大統領は20日、プーチン大統領と電話会談を行い、ロシア、ウクライナ、欧州安全保障協力機構(OSCE)の3者会談を行なうことで基本合意した模様。
またマクロン氏の呼びかけによって、近日中にプーチン大統領とアメリカのバイデン大統領による会談も行なわれることが基本合意された。ただしこちらは、ロシアによる侵攻がなければという前提条件がつく。
まあ、会談するのは悪いことではないが、よほどロシア側に花を持たせなければ決裂するのは目に見えている。そもそも、「会談が行なわれるまでは侵攻しないでおこう」などといった心優しい配慮をプーチン氏に求めるのは間抜けにもほどがある。曲がりなりにも国交のあるフランス大統領の顔を一応立てただけで、この約束がプーチン大統領の決断に影響を与えることはあるまい。
何か一発大逆転を狙える良い手はないものだろうか。
自民党の小野寺元防衛相は20日フジテレビの番組に出演し、現在のウクライナ情勢に関連し、
「では、台湾のことを考えるとどうか。米国は台湾関係法の範囲で武器は供与する。しかし、日米同盟のように守るとまでは言っていない。台湾の人の中に『自分たち、結局見捨てられる』という話が浸透してくると、やはり中国と仲良くしようかという勢力も出てくる。実はもうすでに東アジア、台湾周辺ではハイブリッド戦が行われていると考えるべきだ」
「本来、ゼレンスキー大統領は、自国は自分たちで守ると。それがあって初めて周りの応援がくる。日本も同じだ。この問題は必ず日本に影響する。基本的に自国は自国で守るというスタンスがなければ、(ウクライナと)同じようなことになってしまう。私は大変心配している」(以上FNN)
などと述べた。
自民党の中にこういう考え方をしてくれる人がいることは大変に心強いのだが、さてこれが自民党全体に広がってくれるかどうかという点については、虫けらは少々悲観的である。「今まで大丈夫だったのだから、これからも大丈夫だろう」といった根拠のない楽観論が与党にも野党にも根強くあるのではないか。これはもう、北朝鮮辺りにミサイルでもぶち込まれなければ意識は変わらない気がする。できれば誰かが死んだり傷ついたりする前に行動して欲しいのだが。
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