2022/02/09
風雲急を告げるウクライナ情勢であるが、ゼレンスキー大統領は8日、予定されていたドイツのベーアボック外相との会談を突如キャンセルした。昨今のドイツの姿勢に対する苛立ちを見せつけた感じだ。
気持ちとして理解できなくはない。ただそれを押して、あえて会談するのが政治家としての度量ではないか。ゼレンスキー大統領が好きになれないのはこういうところだ。平たく言えば幼稚。政治は個人の感情を表現する場ではない。「腹が立つから無視してやれ」では国民が困る。ましてロシア軍が迫るこの状況、もし戦争になれば世界中に影響が及ぶ。一国の国家元首となるには精神的に幼すぎるのではないかと思う次第。
現在、中国の北京では冬期オリンピックが開催されている。はずだ。ウクライナの代表選手も当然これに参加しているのだが、ロシアメディアがロシア語で質問をしても、ウクライナの選手はロシア語で返事をしないと不満を露わにしているらしい。その文句はプーチン大統領に言えばどうだ。彼が友好的になればウクライナ選手もロシア語で返事をしてくれるだろう。
もっとも、ウクライナ政府が選手に対しロシア語を使うなと指示しているという話もある。もしそれが事実なら、そこもまた幼稚よなと感じるところ。ロシア語でプーチン大統領を批判させた方が相手は困るのではないか。ウクライナ政府は先手が打てないのだなあと思ったりする。
そのプーチン大統領は7日にフランスのマクロン大統領と会談しているが、これを受けてフランスの当局者が「プーチン大統領はウクライナの周辺では当面、新たな軍事行動を起こさないと約束した」と発言した模様。
これに対しロシア大統領府の報道官は8日、「緊張緩和は必要だが、そんな約束はしていない」といった旨を述べている。
まあEUではドイツの凋落は明らかだからな。フランスはここでEUの盟主となりたいのだろう。ウクライナ問題に前のめりに見えるのは、そういった背景があるのやも知れない。だが実際はロシアに手のひらの上で遊ばれているだけではないか。申し訳ないが、プーチン大統領の前でマクロン大統領では格落ちな気がするところ。
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