国際的には、明けても暮れてもウクライナ、ウクライナである。この期に及んで「ロシアのウクライナ侵攻など有り得ない！」と主張する逆張り知識人の記事を読んだのだが、目が滑って全然頭に入らなかった。結論を決め打ちで過程を後付けでこじつけるというのは、創作の手法としてなら理解できるのだが、現実に起こっていることに対して当てはめるのは、いささか不謹慎ではあるまいか。

　ていうか、厄災が訪れる可能性が少しでもあるのなら、それを怖れて備えるべきであろう。何故「可能性は低いから気を緩めろ、油断しろ」と言わんばかりの主張をするのか。予想が当たったときに褒めてもらいたいのか。そんなに承認欲求が大事ならtwitterで書いていれば良かろう。それが自然災害であれ人為的なものであれ、厄災は前兆もなしに訪れることがあるのだ。可能な限り怖れ、備えるべきだと考える次第。