どう取り繕っても、お金に換算するのがベターだと思う
半年ぶりに自作品の更新が出来て、少し気持ちが軽くなった風間浦です。皆さんお久しぶりです。落ち込んだりもしたけれど私は元気です。
できるだけ早く更新したいと思っているのですが、遅くなっても打ち切りとか公開停止はしないと思います。続きを書かないというのは、一度も考えた事が無いのです。
更新に苦しんだ半年の中で、「セクシー田中さん」の作者様が亡くなられたニュースは、とても心を痛めたものの一つでした。謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
ここに来て調査報告書が公表されたそうです。多くの方がコメントを出していますね。私は読んでいないのでそこには触れません。
様々な見解、提言、指摘や糾弾が行き交う中で私が思うのは、「誰が作者に寄り添うのか、誰が作者の利益を守るのか」という事です。
なるほど担当の編集者は作者とコミュニケーションを取り、出版社や更に外部のテレビ局や番組制作側との調整をしていたかもしれません。
けれど、どこまで行っても編集者は出版社の人間です。当然ですよね、そこから給料貰ってるんですから。全員がそうだとは言いませんが、作者や作品を守るのが仕事ではない。
大前提が出来れば、後は話が早い。
出版社は作品を売りたい、作者と作品の知名度を上げたい。テレビ局はプロダクションやスポンサーを納得させたい。使いたいキャストがいる。企画を通すのに原作や原作者のネームバリューが欲しい。ドラマが当たれば更に展開して利益が生まれる。
作者以外は、作品のテーマや世界観なんてどうでもいいんです。作者が何を伝えたいかなんて二の次なんです。
そこを飲み込める作者はいいけれど、そうでない方にとっては地獄の苦しみでしょうね。作品に何の思い入れも無い人達が自分の作品を切り刻んで、名前だけ同じな別物に変えていくのを目の当たりにする訳ですから。
作者は始めから一人だった。寄り添っているような人々も、実は別な方向を見ている。
だったら、作者の権利や意向を主張する代理人を入れるしかないかな、と思うのです。
弁護士もその範疇に含まれるでしょうが、日本ではそういったエージェントが殊更に嫌われている感があります。プロ野球なんか、まさにそうですね。
嫌われる大きな理由としては、相手が知恵をつけると支払う報酬が増える、その一点でしょうか。そうやって本来渡すべきものを抑え込んできた、という事でもあるのかと。
けれど、野球や漫画を生業にしている人が、契約関係で大きな組織を相手に立ち回るのは現実的ではないような。出版社もテレビ局も法務を抱えているのだから、対峙するクリエイターにだって必要なはず。
テレビ局側の制作費が跳ね上がってやって行けない、というのは理由になりません。少なくとも、そのしわ寄せを原作者が受ける理由にはならないでしょう。
今の日本には、そういう部分が多く残されています。どこかで立ち行かなくなるのは目に見えているのだから、やって行けるシステムを構築するしかない。
現状で漫画家個人が弁護士を抱えるのは経済的に厳しいのかもしれません。となると、組合ないしは互助組織的なものが契約して窓口になる形かなあ。
何でも欧米が良いとは思いませんが、個人事業主が割りを食いすぎる現状には、大いに是正の余地があるのではないかな。日本のシステムの多くが、性善説を前提としているものだけに。
読み返したらとりとめなさ過ぎて愕然としました。申し訳ないです🙇🙇🙇
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