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宿泊先で、富士山の姿、めっちゃきれいに見えたから、ボクと美桜ちゃんは、富士山の絵を何枚も描いた。

高校に戻ってから、文化祭で、美術部として、2人で描いた優美な富士山の絵を展示した。めっちゃ好評だった。


部屋で寝てたら、

「こんばんは~」

って香絵ちゃんの声、聴こえてきた。

「あやめちゃんも、来年は高校を卒業して、次の進路に進んで行くんですね。もう進路、決まったの~?」

「美術の大学か、服飾の専門学校か、どっちにしようかなあ~って思ってる...」

「伊勢さんのおっしゃるには、あやめちゃんは前世では着物を扱っていたから、たぶん服飾のほうに進むんだろうって...」

「そっかあ。もうちょっと考えてみるね~」


美桜ちゃんは、美桜ちゃんの部屋でも、霊の存在を感じているらしい。

なんだか、めっちゃ学問的な霊らしい。

部屋にいると、めちゃめちゃ勉強したくなってきて、勉強も、はかどるって言っている。

実力テストも、学年でトップクラスになってきていた。


ボクは、ボクの部屋で、めっちゃ絵を描きたくなってくる。女の子とボクとの、えっちな絵ばっかり描いている。

香絵ちゃんも、

「うちとの、えっちの想い出を描いてくれているのねっ」

って喜んでいるけど、ぶっちゃけ、香絵ちゃんとの、えっちな想い出など、何ひとつ覚えていない。

「前世のことは覚えてないのね~。うちは覚えているけど...うふふふふ」

きゃあああ、香絵ちゃんと、何してたんだあああ。

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