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大阪の家では、美桜ちゃんと2人きりなので、ボクの部屋で、美桜ちゃんと手をつないで寝ていた。

「こんばんは~。2人とも、仲良しなのね~」

っていう女の子の声、聴こえてきたような気した。

夢かなあ~って思っていたら、

「今日から、うちのことも、よろしくね~」

って、また聴こえてきた。

「と言っても、あやめちゃん高校生になってから、うちは、あやめちゃんのとこに毎晩、来てたんやけども...」

霊の女の子なのか!

ってボクは思った。

「うちは、かえよ!よろしくね~」

って、霊の女の子は語りかけてくる。

「あっ!かよちゃんですね!よろしく~」

ボクも、霊の女の子に向かって、話しかけてみた。

「かえだよーっ!香る絵と書いて、香絵だよーっ!」

「あっ!かえちゃんなんですね!よろしく~」

「よろしく~じゃないわよ!もう毎晩、よろしくしてあげてるんだからっ!」

「あっ!いつも、ありがとうございます。愛撫してキスしてくれていて...」

「まあ、わかってくれてたなら、いいけども...。うちの師匠の伊勢さんから、『あやめちゃんのこと、よろしくねっ』って頼まれてたから...」


美桜ちゃんも、ボクと霊の女の子との会話で、起きたみたいで、

「伊勢さんって?」

って会話に参加してきた。

「百人一首とかの伊勢さんよっ!うちは伊勢さんの弟子なのよっ!」

「ええーっ!あの伊勢さんのーっ!!」

美桜ちゃんは、めっちゃ驚いていた。

「あたし、伊勢さん、めっちゃ好きなんですよおおおおお」

美桜ちゃんは、霊の女の子の声に向かって、話しかけていた。

「そうでしょー。うちも、もっと伊勢さんのこと好きやから...そういえば、伊勢さん、美桜ちゃんのことも、よろしくって言ってたわよ~」

「きゃあああああ、伊勢さん、あたしのことも、よろしくって?!なんだか、ようわからへんけど、めっちゃ嬉しい~!」

「覚えてないかもしれへんけど、あやめちゃんと美桜ちゃんは、うちの弟子なんやからねっ!あんたらからしたら、うちは師匠なのよっ!」

「覚えてないけど、師匠、お久しぶりです!」

ってボクも会話に参加してみた。

「覚えてないのに、どれくらい、お久しぶりなのかなんて、わからへんやろっ!ほんまにもう!相変わらず、軽いんやから、この子は...そこは変わってへんなあ。あと女の子っぽいところも、前のまんまやなあ」







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