第6話 日記

1970年7月1日

 作物が育たず困っている。

 神を求めて、神を探した。

1970年7月5日

 何をしても見つからない。

 神を探す旅の中で金田家に赤子が生まれた。

1970年7月7日

 村のみんなは、金田家の赤子を崇拝する。

1970年7月9日

 誰かに殺され金田の父親が死んだ。

 皆が泣いて、棺桶に入れた。

 後に死体を埋葬しようと棺桶を開くと血だけが消えていた。

1970年7月10日

 次の晩だった作物が大量に実っている。

 血をささげる儀式ができた。

1970年7月11日

 金田家の子は、神として育たせることになった。


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