第2話 変化

1980年7月13日

 あの日から三日後これが終わりの始まり。

 農作業をしない休日になり街を歩いていると

 誰かの叫び声が聞こえた。

 何事か?と、思い聞こえた場所に行く

 場所につくと、瞬間声がした。

「おい酒屋の爺さんが鎌持って暴れているぞ。」

 ぜーはーと肩で息をしながら叫んでる、中村。

 声が皆に届き集まってガヤガヤ小言で喋っている。

 その瞬間、爺さんは鎌を振り回し中村のことを襲う。

「おい、爺さんしっかりしてくれ」

 と中村がビビりながら叫ぶと。右腕に傷をつけられた。

 そればかりか、酒屋のじっちゃんが狂気に叫ぶ。

「助けてくれ、ワシを襲うな、どっか行け。」

 このままじゃいけないと思った。中村

 怪我を承知で鎌を取り上げようとする。

 その瞬間酒屋のじっちゃんが叫び始めた。

「お前らに殺されるくらいなら自分で死ぬわい」

 と言うと涙目で自分の首をカマで切り落とす。

 その光景を見て、最初に中村が泣いた。

 つられて皆も泣いて行く。

 みんなが酒屋の爺さんとの思い出に浸っていると、目の前が光る。

 光が消え、血だけがなくなっていた。

 皆が声を出さずにいると、雪が大きな声で叫んだ。

「ど、ど、どう言う事。血が血が抜けてすっからっかんになっている、、、」

 雪が泣きながら叫んでいると中村が泣き終え喋った。

「これじゃあ神の贈り物に出来ないじゃないか。」

 そして俺は泣きながら言い返した。

「そうですね。」

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