第33話 布団と洋服👖
「本当に掛けなくていいの? 本当に?」
何度も娘に聞くデバネズミ。
「これを着せてくれたらいいの。掛けなくていいの」
お孫ちゃんのお泊まり。
二ヶ月くらいから預かっているが、
いまだに掛け布団無しである。
寒い時期も布団無しだった。
肌着一枚。パジャマ代わりのロンパース一枚。
股下をスナップボタンでぱちぱちと止める。
その上から手も足も出さないスリーパーを着せて
さらに一枚。着るお布団みたいな洋服を脇でぱちぱち。
本当に布団を掛けないのです。
へぇ、驚いた。なんか不安なデバネズミ。
寒い朝方、何度も自分の布団に入れてしまった。
「お母さん、上着をズボンの中に入れないで!」
やってしまうのだよ。お腹を冷やさないように。
てか、どうして赤ちゃんなのにジーンズなの?
昭和世代はロンパースのパチパチなのだよ。
黒いトレーナーにピンクのよだれかけ。
ジーンズ姿のお孫ちゃん。
令和の赤ちゃんファッションってこういうものなの?
キャラクター商品じゃダメなのかしら?
きっと買ってしまうデバネズミ。
「今日、あなたたち同じ恰好してるね」
夫とお孫ちゃんがお揃いの恰好(笑)
偶然だけれど、六十才と八ヶ月が同じ。
それもまた面白い。
近況ノートに写真を。
https://kakuyomu.jp/users/hanasu-hosito/news/16817330656532304955
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