第3話 水曜日
この日もパートのお仕事。
いつも通りに仕事を終えると午後からの勤務の木村さんが声をかけてきた。
「これよかったらどうぞ」
それはお土産の高菜浸けであった。
「あら、ありがとう」
私はそれをありがたく受けとる。
よし、今日のお昼は高菜チャーハンにしよう。
自宅に帰り、私はキッチンに立つ。
よく手を洗い、ちりめんじゃこと卵を二個用意する。
卵をボールにわり、そこにレンジで温めたご飯をいれる。
それをしゃもじでよくまぜる。
いわば先に卵かけご飯をつくるのだ。
フライパンを熱し、ゴマ油をひく。
そこにちりめんじゃこと高菜浸けをたっぷりいれる。
高菜浸けはそのままでもたべられるのであまり炒めすぎない。
あらかじめつくっておいた卵かけご飯を熱いフライパンにいれる。
卵に火がとおるまでいためる。
鍋はだに醤油をいれ、あとはよくかき回すようにいためると完成だ。
インスタントのわかめスープを用意し、テーブルに運ぶ。
高菜の辛味がいい仕事をしている一品だ。
スプーンに高菜チャーハンをのせ、それをわかめスープにくぐらせるといい出汁をご飯が吸い、なかなか美味しい。
あんまり行儀はよくないけどね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます