第一章 永遠の攻略

第23話 晴れて冒険者に! (テンプレ?あぁありましたよ僕じゃ無いけど

あれから何やかんやありあとは冒険者協会に冒険者登録しに行くだけなのだがその前にとある人物と会っておこう

もしかしたらOKが貰えるかもしれない




「はぁ〜なんでスマホねぇんだよやっぱこの文明おかしいわまぁ一応俺に帰属したことになってるしいっか」


天内理穂、それが俺の求める冒険者仲間だ

佳奈は論外か——だな







「そういやあいつの家知らないわサーチでも使えたらなぁサーチ、サーチ?円?領域、いけそうだな心眼は持ってるし、サーチ心眼


おっいたいた!帰り道かよし行こう












「ねぇイフリート、私強くなったわよね」

『そーだなぁ』


「A級でもダメージ凄く受ける炎出せ出たわよね、今は火力だけならS級よね」

『そーだなぁ』


「なのになんであいつは手を叩いた衝撃で炎消したりヒットしてもちょっとの火傷だけなのよッ!」

『そりゃまぁあいつのステータスが極端に高いんだろうなぁてかその火傷すらも一瞬で治ったけどな』


やっぱりあいつなんかおかしいわよね、バケモンが何かなのかしら………





「あれ?なんか私のサーチに入って来たってかこっちに向かって来てる!?いやまってクソ速いんだけど!」


こんなのあいつしかいないじゃ無い!

じゃああの時のお返しに一発放ってやんないと気が許せないわ!


「来たッ!やっぱりアンタなのね!喰らいなさい!ヘルファイアッ」


大きな火柱が噴き出した

因みに神楽は攻撃させるとつゆしらず防御には全く振っていなかった




「あぁ゛ァア゛ァァァあっちぃィィィ!」


つまり今の神楽は子供よりも防御がなくそんな時にS級に匹敵する魔法をぶつけられたらどうなるかなんてもはや言うまでもない………



あやべこれ死んだわ




ドサッ


「えっ?誰これ、てか神楽は?え殺しちゃった?……あのぉイフリートさぁんこれ治せる?」


五大精霊イフリートには治癒の炎というものが使える


『いや無理だなあんなのこんな序盤で思い出すもんじゃねぇ、

まぁ安心しろよこいつ死んでないっぽいぞ?』

「いや死んだでしょこれだって焼け焦げた腐肉の匂いするもんって!?」


復活を使った神楽、つまり今神楽はフレンドリーファイアによって殺されたのである



「あ゛ぁ生き返るゥゥマジで、よぉ理穂元気か?俺はもうナイーブになりかけてるわ」


自分の従者みたいなやつに殺されてな


「いやまぁ悪いとは思ってるけどアンタ前なら耐えれたわよね少なくともあんな風にはなってなかったし」

おかしい、前までの感覚と違いすぎる!

てかこれ本当に神楽?と疑いたくなるレベルの差があったのだ!


「あぁそのことな、うーじゃあまぁ話すわ面倒いし、俺ステータス操作できるんだよね、割り振り直すの、だからそれで一つにまとめてステータスアップスキル使ってまた割り振り直してたってわけ」


「あーなにそのチートでもなんでさっきはあんなことになってたの」


だって普通防御力くらい安全なレベルには振るでしょ

「俊敏に全振りしてたいやぁわるいわるい」


えっえっえっ?


「じゃあなんでアンタ防御力0で生きてんのよ、ゾンビかなんか?」

「いや死んだぞ俺は」


いやいやいや、じゃあ尚更なんで生きてんのよ!えなに私人殺し?犯罪者?え?


『そりゃお前こいつは世にも珍しい再生スキル持ってんじゃね?』

成程確かにそれならそうかな


「惜しい!確かに再生スキルは持ってるけど違う、俺が生き返ったのは復活っていうスキルのおかげ、まぁ日の限度はあるけどな」


まぁ俺半分不死身みたいなとこあるし?このスキルあれば、

だから全然オッケー!


「いやぁァァァまさか仲間に殺されるとは思っても見なかったヤァァァァ」

ここぞとばかりに盛大に煽り散らかす神楽


「だから御免なさいって!ねぇ、本当に悪いと思ってるから………


ッ!?

「いやいいよ別に俺生きてるし」

「かっ神楽ぁ〜——「まぁ復活できる回数減らされなけどなぁあっはっはっはっはっ」


やっぱり私アンタ嫌いだわ

「やっぱり私アンタ嫌いだわ」




「まぁまぁそんなどうでもいいことは置いといて、俺はお前に話があって来た」

そうそうなのだなんで俺はいつも目的を忘れてしまうのだろうか?


「何よ?またどうせくだらない事でしょ?」

借金してるから金貸せとかだったら笑えるんだけど


「俺実はさぁ億超えの借金してて」


あぁ、えぇ?借金、マジで?てか億って

「急激なダメ男発言ありがとう、それで?金貸せってこと?無理よてかあっても貸さないわよ」


わあ辛辣


「違う、いやまぁあながち間違ってないか、頼む!一緒に冒険者になってくれ!」


「ふぅーん、一緒になるのは無理ねごめんけどそれだけは無理」

だって私もう冒険者だし


「そこをなんとか!

——「てかアンタなら一人で無双できるでしょ、私は足手纏いになるわよ」


「そんなことない!俺には殲滅力とか無いし魔法使えないから水も炎も出せないし、

何より、俺にはお前が必要なんだ!」


これでどうだ!大体OKだろこーゆーのは


「へっへぇ〜(悪く無いわね)でも私もう冒険者だからA級の、一緒に登録は無理よ」

『お前ってチョロいよなぁ』


黙りなさい!必要って言われて喜ばないやつなんて中々いないわよ

デブとかクソみたいなやつじゃ無い限り


「あっじゃあいいやめんど」

なんだもう冒険者なのかてか魔法士どうした魔法士


「アンタって本当に人の事嘲笑うの好きよね今ので一気に冷めたわ、

てか普通こういうのって経験者なの!じゃあ是非手伝ってくれ!とかじゃ無いの!?」

『そんな怒んなってぇシワ増えるぜ?』


黙ってなさい


「あっ確かになら俺にはお前が必要だ、頼む手伝ってくれ」


アンタはクソみたいな奴ね全く嬉しく無いわてかお断りだわ!

「喜んでっ!」


『なぁ俺時々わからなくなることがあるんだがその心の声が声に出してるのが本心かどっちなんだ?

カマチョの気質あると思うぞ』

黙りなさい




「じゃあ明日何時くらいに行く?朝でいいか?理穂?」

「今から行きましょう、善は急げよ!」


なんだそれ、まあいっか









「おぉここが協会かぁザッ冒険者協会って感じだな表し辛いけど」


マジでザッ冒険者協会って感じ


「行くわよ、アンタは大丈夫だと思うけどちゃんと自信持っていきなさい」

『おぉそれっぽいこと言ってんなぁ』

黙りなさい


「おっし失礼しやーす」




大きな扉を開けるとそこには神楽と同じく冒険者になりに来た青年が先輩冒険者たちに浴びられていた

いわゆる異世界もので有名なテンプレという奴だ




「おいおいおいおいっ!なんだその腰に掛けてる鈍刀わよぉ!

カッコつけてんのかぁそんな貧弱そうな体で冒険者なんてやれるわけねぇだろ!」


そうだそうだ!と野次を飛ばす奴も居ればそれこそそれを楽しんで見ながら酒を飲んでいる奴も居た



「こーゆーのってよくあんのか?」

「よくわ無いわよ、でもまぁたまにC級のが依頼失敗したと来たかはあるかも」


へーまぁ関係ないか、あいつなんか強そうだし自分でなんとかするだろ


「ふむ、やはりこの体ではダメか、だがしかし言われたままというのも師匠に格好が付かん、よしでは我とやり合おう」


「さっきから五月蝿ぇんだよ!テメェは良いから俺らのストレス解消の為にボコされてりゃ良いんだよ!」


あっさっきとは違う奴だ


「B級冒険者、伊良いら 阿良いら実力はB級レベルだけどその中でもスピード型ね、まぁわたしには勝てないけど」


「へー止めないの?一応A級なんでしょ?」

「やられる奴が悪いとまでは言わないけど最初から助けてたら意味ないでしょ?」


「もう良いわテメェ死に晒せぇッ!」

おっ動いた


「それは、開戦の合図と言うことで宜しいか?先輩殿」


その瞬間既に刀は衣良の首元へ添えられていた——「命の奪い合いならば続けよう、しかし拙者の力を測るための模擬試合だったと言うのならばこれで終いにしようと思うので御座るが?」


負けを認めて大人しくするか負けを認めずこのまま斬られるか………


「分かった分かったよ俺の負けだ、だからこの刀をどかしてくれ」


震えた声でそう言う衣良阿良、それに対して腰に刀を掛けた青年は


「うむ、拙者もそちらの方が良い、無駄な殺生は好まんので」



「おぉ中々に速い」

関心関心それに技術もあるみたいだし凄く強くない?


「馬鹿がッ!調子に乗りやがってこの野郎がァァァ!」


「やめなさい!」


指を鳴らすと同時に小さな爆裂が青年と衣良の間を阻む


「みっともねぇマネすんじゃねぇよ!B級」

そして神楽が腹に一発殴り蹴り飛ばす



すると誰かが——「この魔法この声!間違いねぇコイツはA級冒険者炎の精霊姫 天内理穂だ!」


へぇー凄いのか?なんか良くも悪くもそのまんまだな


「認めた気は無いのだけれどまぁ今は良いわ衣良阿良、それ以上ふざけたことをする気なら私が相手になるわよってもう聞いてないわね神楽、ちょっとやりすぎじゃ無い?」


気絶してるっていうか壁に埋まってるわよ


野次馬達がザワザワとし出しやべぇよヤベェよと神楽や青年の事を噂していた


「ここのギルドマスターは何をしているのだろうか?」 


「あぁ゛?俺がここのマスターだが?」

酒に呑んだくれてるおじさんが酔いながらそうほざきやがった


いやてかマジで何やってんだよ






「あっマスターこんな所にいたのですか?事務仕事あるのでやはく来て下さい」

秘書っぽい人に連れ去られてったその時なんか刀のガキとお前!あとで上来いよ!

って言ってた気がするなうんまぁいいや別に


「はぁ、行くわよ上神楽、あとそこの刀の人もついて来なさい」


やっぱりかぁ〜てかあのおじさん常連なのかなぁぱっと見ウザそう




「うむ、助太刀感謝するで御座るよまぁ拙者一人で十分だったのであるがなぁ」









「おっ天内何故お前がここに!?また燃やす気か!?貴様」


何やってんだよお前

「今回は神楽の付き添いよ」


「あぁそのガキか!誰だ?二人ともまだ冒険者になってねぇのか名前はなんだ?」


あぁとめんどくさ、さっさと終わらすか


「甘咲神楽、冒険者登録しに来ただけなんだけども?」

「拙者は影乃シロウで御座る」


「おぉ!お前神楽か!田中に言われたわ!なんかヤベェのくるって!」


なんか雑だな


「あとお前シロウ確か剣聖の一番弟子だよな!なんで最近は頭おかしいバケモンばっかなんかなぁ」


どうやら他にも強そうなやつが多いらしい


「んーと早く冒険者登録させてくれないか?」

早くこんなとこ出たいんだけど


「おーそーだったなぁじゃあ飛び級で行くか、んン!神楽、シロウ、二人とも特C級にする、天内ぃコイツら二人とも特別任務連れてってやってくれない!」


やっぱうざいなぁ

「燃やすわよ、シロウはわかんないけど神楽は私より全然強いから」


「ふむ、じゃあ良いやシロウはどうする、ソロならダンジョンに行くか?一応この地下は五大ダンジョンに行けるポータルがあるが」


へぇ永遠、五大ダンジョンこんなとこにっていうかまぁなんだ多分その名の通り永遠にも思えるような量の階層で出来てるんだろうか


「うむそれも良いで御座るが今は拙者は其方の方について良く知りたい、

どうも強者の匂いが気になって仕方がない」


へぇ〜面白いじゃん


「良いな、なぁシロウ俺らで組まないか?」

そっちの方が楽しそうだし何より俺も強い奴は大歓迎だ


「うむ拙者も是非そうしたい所だが今のままの拙者では神楽殿に届きそうもない、

なので拙者は一人で武者修行に出る事にした!まずは打倒剣聖である!さらばだ神楽殿よ!」






————————————————————


後書き


皆様こんにちは!ナメコです


今回の話は長くなりすぎましたね本当にすみません

とはいえこれで一応冒険者にはなれた神楽君、これでストーリーが進展しますね長かったぁ!


いつになったら魔法が使えるようになるんやらまぁ物理だけど


多分今週はあと1〜2回投稿すると思います



少しでも面白かったなど更に続きが気になると思って下さったそこの貴方、是非イイねや星、コメントやフォローなども宜しくお願いします。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る