第22話 余裕で死ねるだろ、これ………

アレ、、、おっかしいなぁここって政府じゃ無いん?

この五人俺より圧倒的に強いしさっきさりげなくステータス見たけど一つのスキルしか表示されなかったし


「極振りしたらステだけは同格か?(ボソ」

いやうーん


「どうかしましたか?——「あっいやみんなさ強そうだなぁててかそれより田中さんここにきた目的、俺の今後の扱いの話だろ?」


「あぁそういやそうだったな、それについてはこの俺、千堂鎮目が話そうか」


ゾワッ

その瞬間あのフロガレイアと戦った時と同じ全身が泡立つ様な感覚に襲われた

——こいつはヤバイ!——

俺の脳が身体が逃走する為魔力を循環させる


熱い全身が、初めての戦闘以来一番の危機にこれまで以上の力を引き出した



「逃げッ——「あぁ悪い悪い、お前所詮はガキだもんなぁ手加減してやらねぇとな」


その瞬間その一瞬その声に俺は………



「ぶっ飛べッ!」


俊敏に二割攻撃に全てを注いだ結果のステータスは俊敏が約四百万、攻撃が約千五百万の最強の一撃を放った


「スゲェなステータスだけなら世界一だわ、お前けどさぁスキルなしじゃあ勝てねぇぜ?」


クソッオールラウンダーこれが出来ること、わっかんねぇけどこれなら行ける!


——あぁ言い忘れてたけど、俺は世界最強だ



「えっ?——俺は斬られていた


「俺のスキルはなぁこの世の全てできることなら基本で90点の出来だ、だがそこに俺の才能を加えれば、全てのスキルを本人以上に使いこなせるってわけだ」


まぁ欠点としてスキルレベルは対象の半分だけど………




クソッ!このままじゃ何も出来ない、、、一発、一回でいいんだ何かないか?何か!


「遅ぇよ見えてんだその動き——あぁそういうことかよじゃあ魅せてやるよ

俺はもっと疾く翔けれる、韋駄天っ!


「こっからは一瞬だぞ?精々よく目見開いて見逃さない様にしとけ」


今から30秒間颯俺は颯の如く神をも超える


移動と同時に拳を振い鎮目に当てる


「はっ?チッ速すぎだろ——「どうした?、なんでも出来んだろ」


「あープッチンマジ怒ったガチギレだわ世界最強に喧嘩売った意味わかってんだよなぁ?」


片や世界最強そしてもう一方は伝説を打ち破ったイレギュラー

世界最高峰の戦いが始まるのか!?


バチッ


「おいおいお前ら少しは周りの事も気にしろよ、千堂もテメェふざけてねぇで仕事しやがれってんだ」


アレ?今の俺は間違い無く最速の筈なのに!身体が動かねぇ

ッ壁にぶつ——ドゴォ゛ォン



ガキも調子乗ってんじゃねぇぞ!」


雷を腕に集め超高圧の電流を神楽に放つ




「雷?ヤバッ!?——凄まじい轟音と共に肌がピリつく様な感覚を感じた




「ちょっ!?なにやってんのさ雷震!」

「あぁ?死なねぇだろあんなんじゃ、まがいなりにもステータスだけなら最強なんだ」


そういう事じゃ、、、


「ゴホッゴホッハァハァハァ、雷震、それにこいつら強すぎだろ、、、」


やべ一回死んだんだけど………

こいつら全員ステータスなら勝ってるけどスキルと魔法が強すぎて相手になんねぇ

てか俺話し合いしに来たんだよななんで死んでんだよ



「なぁ俺が言えた事じゃないがそろそろ話しをしようぜ?」


と鎮目がほざいた


「鎮目、貴様も神楽もつまらんのだ、こんなつまらんことしかしないのならもうアルンは帰りたいのだぁ」


「まぁまぁアルンさん、じゃあ話し合いしましょうか、ねっ千堂さん」


田中のその発言でやっと話し合いが始まったのだった………








「さて、神楽君君をここに招いたのは五大ダンジョン、大迷宮などと呼ばれている特別なダンジョンである奈落を君が踏破したと思っているからだ」


「分かってますよ、田中さん」


確かに俺が踏破したと言われればしたのかもしれないがうーんでもそんな特別なダンジョンなら幻想種が他にいてもいい筈、

それなのに初めて討伐したと言われた、まぁ確かに嘘かもとも考えたけど多分幻想種のことを知っていたら話しているだろうし………


「それで、お前は奈落で何を見たんだ?言っとくが嘘はオススメしないぞ、ドールが見てるからなあいつの前じゃあ嘘は付けない」


なるほど、、、言わなければとも思ったけど多分無理だよな

はぁ〜——「分かった、俺が見た事戦った敵についても話す」


「是非そうしてくれるとありがたいそれと勘違いしないでくれよ、君をここに連れて来たのも嘘を見破ろうとしてるのも君の事を信用しているからなんだ」


あぁ成程ねまぁ確かに


「どうでも良い能力とはいえ日本の最高戦力達だ、スキル名だけでも他国に売れば億万長者になれるレベルでね」


俺のもしれたら国際問題とかになんのかな、、、

そんだけこいつらが強いってことか



「いや良い、分かってるからじゃあ何があったかだが………




それからはじっくりと自分の知っていることとの擦り合わせも含めて話をした




「成程、幻想種に特別な力、五人は何か知ってる?」


「知らないな」

とまず千堂が良いそれに続き雷震が「同じく」美鶴千夏はそもそも聞いてなくドールは——「うーん知らないなぁ、でも君に宿る特別な力ってのは面白そうかも!僕の人形にしたら分かるかなぁ?」

と狂気発言をかます、それに対し田中が仲裁を入れる


「分かりませんよ」


「あぅ〜難しい話は嫌いなのだぁ」と知ってる様子も無く


「じゃあやっぱマジなのか、、、」

困惑いや疑念、俺の意識に入って来たのは一体誰なのかそもそも七つ目の宝石とは実在するのかそんな事を考えているとふと思い出した様に田中が話を始めた


「そういえば神楽君、君相当額の借金をしてる様だね、百億越えの」


その瞬間一瞬でその場は凍りついた


「親の借金かなんかだろ?苦労してんのな」

千堂の問いに対し

「いや俺の」

無意識的に喋ってしまった


数々の修羅場をくぐり抜けて来た五人でも流石に無いわぁ〜という反応を見せた

またいつもなら聞き過ごしてる美鶴もこれにはびっくり目を見開いて神楽を凝視した



「あぁそのなんだ、悪かったな、うんまぁなんとかなるさ知らんけど」


「千堂さん、テキトーな事を言わないでくださいよ、その事も含めて今から提案するっていうか強制的にやってもらうことがあるんですから」


えっ?てか借金のこと知ってんのかよ、まぁ政府のことだしなぁ………


「まぁ安心してくれ、やってもらうっていうのもただの冒険者だ」


意外とホワイトだな、、、


「え、そんなんじゃ百億返済できなくね?」

そうでも無いな


「いや冒険者とか探索者はトップ層は年収数十億なんて余裕だぞ?チームでも」


「そうなのか?じゃあ確かに、、、」


「まぁ安心しなよ、後一年ある、君の実力ならすぐに稼げる様になるし強くもなれる、そしたら国のトップ六人目になってもらえるしね、それが目的」


あーあくどいなぁつまり俺が成長し切る前に契約させて強くなったら国の代表だから手ェ出すなよってか


「日本ってそんなことしないといけないレベルで弱いん?」


一番気になったことはそこなんだけど千堂は世界一強いらしいしタイマン最強もいるし戦略としては割といいと思うんだけど


「まぁ量がねぇ流石に千堂さんでも数十人に囲まれたら勝てないからねぇ美鶴は相性が割と致命傷だし」


「へぇスキル名見た限りだと光とかに弱いの?そんなに致命的なんだ」


「まぁね、アルンは本気出せば最強だけどタイマンに限るしそもそも本気出さないしさぁてか経済停滞させられたら結局国維持できないから国を危険にするのはダメだから下手に出るしか無いんよね」


「ふーん、結局は戦力図は過去と変わらないのかぁ、、、」


やっぱ戦争ってやだよね


「まぁあ?その点君がトップに来てくれたらステータスお化けとかバーサクとしていい感じになりそうなんだけどね」



「、、、まぁ分かったよ俺冒険者なるわ、何処の国に属するかはそんとき決める、てか何処とも属さないかもだけど今んとこ日本に考えとくわ」


俺は傀儡じゃねぇッてのぉどうでもいいけどさっ!


「あっ学校は卒業扱いだから!」

「ふーん」


さよなら青春!おかえり殺意

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