第17話 お前はもう死んでいる、的な?


「お前マジで調子乗んなよ?じゃあ行ってくるわ」

「御武運を、でござるぞ神楽氏ぃ勝つんでしよォォォ〜」









グラウンドにて——「さて、ちゃんと逃げずに来た様ね、」

「まぁ嫌だからってだけの理由で逃げるわけにはいかないしな、内申とかの問題で」


「あらぁ?貴方は確か優等生だと?優等生?、優等生、、、あぁッ貴方あの行方不明者ねっ!」

「あぁ、そうだよ?」


「それじゃあ始めましょうか、——「それは良いんだがどう始めるんだ?」


「そりゃぁ、こうに決まってるでしょ?」

「なっ」


危なかった、完全なる不意打ち速度重視の一点集中で心臓を貫こうとしてた、流石の俺でも無敵な訳じゃないからな、、、現に今俺は右腕を負傷している。

この程度直ぐに治りはするがそれだと目立ち過ぎる、何よりこの戦い角が立たない様に終わらせたい、前みたいにして注目を集めるのは是非とも遠慮したいものだ。

まぁ何が言いたいってそりゃ右腕が治せないんじゃ使えない、俺はこの厄介な相手に右腕無しで戦わないといけないって事。


「あら、そんな慌てた顔しなくても良いのよ?だって同じ紋様がついている紋様同士じゃ殺せないから、ただ痛いだけ、あっでも聖戦が終わるとその効果も消えるから死んじゃうけど、ねっ?」


「全く良くないけど、死にたく無いし」

成程、良かったそれなら多少は無理な動きをしても死なないから頑張ったで通じるだろ、よな?急に心配になって来たな、、、


聖戦デュエルが始まり魔力が紋様から撒布し周囲に渦巻くと障壁を展開した。



「じゃあ始まりね、『焼け燃やせ滅っせこの世の全てを灰塵にさせんとする紅蓮の業火よ血を肉を生命を燃やし尽くす天の裁きを怒りを下さん』今から生み出すのは炎神ロキ、まぁ力なんて本来の万分の一程もないのですけれどね」


「ロキ、ロキ、、、ソイツは空想の存在の筈だが?——「そうね、でも最近召喚術が解放されてたのよ、まぁ関係ないでしょ?」


成程、アレは幻想種か、なら俺が原因だなまぁ大丈夫だろ、いや仮にも神だから侮るのは危険か



『じゃあ始めましょうか行きなさいロキ『ガハハッそうだなッだがアイツ俺より強そうだぞ?まぁ面白い事には変わらないがなッアーハッハッハッ——「へぇ〜アンタが本気なら?」


『「そりゃ勝てんよお前じゃ」』


「あっ——「ナハハッ調子に乗るなよ?貴様如きじゃ勝てんよ」







『火天、主人がやれと言ったからな、精々頑張るさ』


「その程度の火が火天か?、調子に乗るなよ奇術師、」

「無傷、ねぇ『、、、お前手ぇ抜くなよ』


「ふぅん、、、——『ガハッ!?—ドゴンッ




「ほら、どうしたその程度か?いや主人のせいか、、、」

『その程度な、10秒だ、10秒、おい主人、お前のその全ての魔力、俺に渡せそうすれば必ずコイツをヤッてやる——「、、、良いわ全部持ってきなさい何もかも、その神の力を使って私に勝利を捧げない」


『あぁ、是非その身に最高の勝利を』



細マッチョの男程度だったのが今の姿はゴリマッチョで更に腕が四本生えており周囲に業火が湧いており余りの重圧に耐え切れなくなった地面が割れそこからも炎が噴き出てきた。


「まるで活火山だな、」


来るッ攻撃六割防御四割ッ刻印付与完了、龍闘気、幻想流たった10秒、されど10秒あの新技を試すのにもってこいだッ


「聖火ッ『フレイムッ』」


薄く光り輝き揺らめく闘気(魔力はロキの腕に纏われた業火に対抗し拮抗した。

だがロキの全力の前に押し負ける形で散布していった。


『それは火じゃ無くて魔力による闘気の形を変形させてるだけだろォガァ゛ァァア゛ッ』


「なっマジかッ!?」


これは不味い全く嬉しく無い誤算だ、アイツ怒ってないと本気出さないなんてしらねぇよッでもそれよりもさっきまでので二秒今ので合計三秒、あと七秒時間を稼ぐ?、死なないならいやアイツ仮にも炎の神、魂位簡単に燃やせるだろうし、打てる手は突撃だけ、か






グラウンドは、校舎も、その場にある生徒、教師全てが無言だった。

障壁の中は闘気と業火に包まれており外からは見えない、なんて事にはならずに大きなモニターが学校の至る所に出現し、観戦者の意思で展開する小規模モニターも出てきたからだ。

聖戦に関しての事はその殆どが秘密に満ちており科学者達によるとこの聖戦による多量のモニター出現現象や生命維持効果の有る紋様について深く知ることが出来れば更に世界は進歩すると考えられている。


モニター越しで見ているのにも関わらずロキと神楽の重圧が感じられた。

それは恐らく障壁がその重圧、攻撃、全てを完全に防ぐ事が出来ず優先順位の低いものから吐き出しているのであろう。

つまり聖戦の仕様は完璧では無いという事だ、若しくはわざとか、、、


炎刃龍闘気の手刀ッ俊歩ッゥオ等ァ゛ァァア゛ッ!!」

『火天、ガハハッこれならどうだ?』


「ッ!?翔——ドゴンッ


くそっやられたアイツ自分の体を変えやがったなら次は上だな『フレイムメテオッ』と見せかけての炎に変体しての不意打ち


無数の炎で出来た隕石が神楽を襲った。

更に二つ、明らかに斜線を晒しながら飛翔してくる隕石が有るがそれに対し全く動かないというやり方で避けると周囲の炎が一瞬強く燃えると同時に背後の炎が人体化しロキの姿に、当のロキは左腕をゼロそして右腕に四つ分の大きさをした腕をノーモーションで太陽もとやかくと言う超高圧高熱の炎をぶつけた、それと同時に神速の打撃も。




受け止めから事は出来る、か?いや出来るでもそのあとが問題だ、なら迎撃しか無いがもっと早く腕がへし折れてゲームオーバー、、、「化け物ね、」、、、え?あっそういやアイツ確か使い魔だったなてかなら何処いんだよ?あぁ形を変えてイモってんのか、もしかしてこの炎がアイツか?


「あっ確か武器の規制はしてないよな?なら良い、死ぬなよ?ロキ、俊歩、高速化、刹那、龍闘気幻想流水龍剣、居合い斬り、断解、一閃、そして幡劍ばんけん


ここまでで合計4秒32、直撃まであと0.7秒、時間は十分。



幻想流水龍剣水霧げんそうりゅうすいりゅうけんすいむ


『これで終わりだ、』

物凄い轟音と共にその空間中に業火が充満した。

だが神楽は反応するどころか動きもせずその事が謎に思ったのか炎を降らせると神楽は霧の様に消えていった。


『まさかッ!?——「あぁ俺は生きてる、だけどお前はもう死んでるよ、ロキ」



『ガハッ!?俺を、この俺様の心臓を三度も斬るか、——「あぁそれにしても良かったよ、本物の神なら心臓斬っただけじゃ死なないからな」

『あぁあぁ面白い、実に良いお前はこれから俺の敵だ、何か有れば俺が助けてやろう、次の戦いの時までは、だから誰にも、俺以外にはやられるなよ?神楽』


それだけ言うとロキは炎を主人の姿に戻して自分は主人の中に戻っていった。




その戦いを見なかった者はこの学園には居ないだろう、それだけ見応えがあった、だが決着は着いた。

その戦いは皆が口を揃えて凄かった、と言うだろうと言うかそうとしか言い得ない、表せないのだ。

因みに炎神ロキに敵だと言われた神楽はと言うとちゃんと落ち込んでいた。


すると突然聖戦デュエルをしていた二人の手の甲から魔力が二人の周りを覆う様にして渦巻き負けた天内理穂が神楽の前で跪いた。


「あっと?天内さぁ〜ん?これドユコト「ハッ?私が知るわけないじゃ無いバカなの?」

「あっペナルティ?」

「なっ!?そんな事あるわね、あ〜はいはい私天内理穂は、名前何?「甘咲神楽」甘咲神楽に帰属しますッ」


だが殆ど何も起きなかった、そう殆どだ

ではその少しは何かというと神楽の手の甲が光った事だ。



とそこで場の空気を壊す様に入ってきた者がいたそう、御巧だ。


「神楽氏ィィィ〜」

「なっオイオイ御巧、お前何しにきたんだ?」


「中々に酷い扱いでありますなぁまぁ一先ず神楽氏勝利おめでとう、んで天内さんは残念、それはそうと二人は此処で何を?」


「あぁ〜その事なんだが、実はペナルティの払い方が分からなくてな、」


「成程、相手への帰属、一生の忠誠、、、成程じゃあその手の甲に天内さんは跪いたままキスすれば良いんでしょぉ分かったわよ」



理穂が神楽の手を持ち遂にその甲にキスをした。

その事に色んな意味で様々な野郎どもが湧きたったがまぁ大丈夫だろう………






後日談



無事聖戦に勝利し天内理穂という存在が帰属(奴隷)としてついてくる様になった。


「ハァ〜、アレからそこそこ調べたけど結局紋様は消えなかったし、なんならアイツは俺から五百メートル以上離れられないって事が判明した、マジでなんでこうなった、、、まぁ幸い家が近っかったから大丈夫だったけど、あとは翔吾と佳奈に会いに行かないとな」


———ステータス————————————


  【種族】 人類

  【名前】 甘咲神楽

  【年齢】 十六     

 【レベル】 283


 【生命力】525

 【攻撃力】423

 【防御力】188

  【魔力】195

【魔防御力】197

  【俊敏】336

  【幸運】45


【装備】 初級防具 幡劍ばんけん

【装飾】 無し 


———スキル——————————————

ステータス操作LvMAX 刻印Lv5 復活Lv5

自動回復Lv7 身体強化Lv3 空歩Lv2 気配遮断Lv1 投擲Lv3 狙い撃ちLv2 加速Lv2 刹那Lv2 瞬足Lv3 剣術Lv4 刀術Lv2 平衡感覚Lv1 暗視Lv5 毒見Lv2 縮地Lv3 痛覚軽減Lv7 状態異常耐性Lv3 物理耐性Lv2 一撃必殺Lv1 自動回復Lv3 鑑定Lv3 料理Lv1 警戒Lv5 弱点看破Lv1 魔力撃Lv3 鈍器使いLv1 切り裂きLv2 切れ味上昇Lv3 武具調整Lv3 逃亡Lv1 龍闘気Lv2 剣闘士Lv4 闘拳士Lv3 竜人化Lv1 神撃Lv2 闘気変形Lv1 奴隷支配Lv1 神滅Lv1 剣技幻想流Lv1 変幻自在Lv1

————————————————————


———称号———————————————

祝福されし者 黒に魅入られた者 七つ目の宝石を知る物 死からの再生 初めての死 資格者 敵前逃亡 奈落の生還者 五代ダンジョン踏破者 数多のスキルホルダー 神滅しNew 奴隷支配New 龍の継承者New 神の力New 勝者New 最強の一角New 幻想種殺しNew 擬似魔創作New 神の好敵手New 剣聖New 拳聖New

————————————————————




——後書き———————————————

書けたぁッどうも毎日投稿?なにそれどうもナメコ2世です。


皆さんこんにちは、今回は割と短かかったですよね?ステータス書きましたし。

話変わりますがこれからは投稿頻度下がるかと思います。

なんでかと言うと全く出来てない他の作品を書くため、皆さんご存知の通り自分めっちゃ書くの遅いんですよ、まぁそれもあって今は全く投稿出来てないんですよね、、、て事で投稿頻度下がりますという報告でした。


皆様最後に此処まで読んで下さり有り難う御座いました。


少しでも面白いなと思ってくださったのなら良いねや星、フォローもよろしくお願いします、ナメコ2世でした、バイッ!



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