第16話 純正の魔法使いに勝負を挑まれた!


「何で俺此処に飛ばされてんだよって、あぁそういやなんか言って——

「ねぇ、退きなさいよ」たなぁふわぁ〜眠——「ねぇ聞こえてないの?」

うぅ〜んでもまぁいっか、なんか強くなったって聞いてるけどどんなんなんだかな——「ダァカァラァッ!!貴方よ貴方ッ早く其処を退きなさいよと言ってるの聞こえてない訳!!」


「ん?あぁ悪い悪い気付かなかったよ、んでなんだ?」

「なっ気付かなかったって、私がッ「うん」其処をッ「うんうん」退きなさいッと言っているのッ「あぁ〜でも此処グラウンドの中央——「うっさいッ何で私が他人に気を使ってやらないといけないのよ!!」


「て言ってもなぁ俺が今動いたらどうなるか分からんし、、、せめてステータス確認はしてからじゃ無いと」


「そう、良いわならそこまで言うんなら私があんたが自主的に退きたくなるようにして上げるわ」


「別に良いけど、なんかなぁ、、、」

「後悔しなさい、『地獄の業火よ創世の炎よ大地を照らす永遠の焔よ今此処に権限せしそれは全てを焼払い権威を示し選抜を行う汝の命は生か死か世界の意志は今此処に収束し精霊となり現れん、イフリート』」




「なっ!?オイちょっとお前理穂ッヤメロッ「知りませんよそんな事、アイツが悪いんですもん、それにああゆう奴が私は一番嫌いなんですよ、て事で貴方には悪い、とは思ってすらも無いけどそれじゃあね、奇跡的にでも生きていたならあの世がどんな所だったのかを教えて頂戴」




炎の渦が神楽に取り巻き燃え上がりその周囲を朱色に染め上げていた。

その鮮やかにも見える光景に見惚れていた教師だったが今度はあの渦の中に人がいるということを思い出すと絶望に顔を染めた。

一方理穂はと言うとその赤髪を靡かせ——フンッ—と言うと炎の渦の横を通って校舎へと向かっていった。


ドゴォォォォンン——だがその歩みを無理矢理止めるかのようになった轟音は炎から来ており余りの事につい「へっ?」と素に戻ってしまった理穂であったが直ぐに気を直して渦の方に顔を振り向くと半径約五メートルは在ろうかと言う小規模のクレーターが出来ておりその中心にいるのは勿論神楽、さらにその事にその場に居た全ての生徒そして教師達が」へっ?」や「ファ?」などと言う間の抜けた驚きの声を上げた。



「アンタ、何したの?今、私のイフリートが居ないんだけども?」

「あぁそれなら俺の起こした爆風で消えてったぞ?」


「そう、『紅蓮の炎よこの罪深き罪人に死の裁きを、ヘルファイア』」


「刻印付与魔生の器——「なっ馬鹿なのッ防御も無しに」


言葉の通り防御を一切していない神楽に対し今度こそダメだと全員が思っていた。

いや正確には腕をヘルファイアに向けていたのではあるのだけども、それでもヘルファイアは高等魔法で有りその中でも威力に特化している魔法なのでヘルファイアは避ける、と言うものが浸透していたのももうダメだと思われた要因だろう。

だが神楽は普通では無い、その気になればいつでも掻き消す、若しくは避ける、圧倒的な生命力でゾンビ化、てかなんなら龍の力を受け継いだ今の神楽だと先に上げたそれらの事をする必要すらも無いのだが、、、


先程の神楽の落石?の様な轟音は鳴らず神楽の手に当たったヘルファイアは——パシュッとなるとそのまま魔力が散布し形状を維持出来なくなり消えて行った。


だがそれを見た全ての人は最早何も喋ることすらなくなっていた。

ただ一人以外、はだが。

「温いな、いやでも手は少しだけど火傷してる、服は、まぁ大丈夫だなそれにしても一回しか刻印付与をしていないとはいえこの傷は、、、どうなんだろう」


「なっアンタ何で生きてんのよッ!今のは今のは確実に——「なぁもう良いか?早く俺はステータス確認したいんだが?」

「ッ、アンタッ私と勝負しなさいッ!!私と聖戦デュエルしなさい」


「あぁ悪い見終わった、それと聖戦?何でまた、それに俺とやっても

——「五月蝿いッやると言ったらやるわ、『私、天内理穂は此処に聖戦の契約を宣言するわ——「おいッマジで——時刻は今から三日後十月十日の土曜日、そうね、じゃあペナルティは出来たわ、

さぁ後は貴方が承諾、の一言を言うだけよ、あら?どうしたのもしかして怖いのかしら?まぁ仕方ないわね、なんせこの私が相手なのだもの」


「分かったよ、これで良いんだろ?——「ッあら以外ね、まぁでも良いわ、自分の右の手の甲を見て見なさい、紋様があるでしょ?それが聖紋よ

、因みに不戦勝もありだから逃げようだなんて思わない事ね」


その声に誘われるように自分の手の甲を確認するとそこには確かに紋様が有りその紋様からは少量(神楽からしたら)の魔力が感じられその魔力は理穂の手の甲と見えない糸の様なもので神楽と理穂の魔力同士が繋がっているのを感じた。


「成程これが例のやつかぁ「そう、あっ場所は此処ね——「はっ?えちょま」


それだけ言うと天内理穂は校舎に歩いて行った、神楽の話は無視し続けて。






それが甘咲神楽と天内理穂が初めての出会いだった。








それから三日が経ち約束の日になり、その言われた予定通り学校のグラウンドに向かうと校舎の窓やグラウンドの端に何故か椅子と仮設テントが立っておりお祭り騒ぎの様にガヤガヤしていた。

何故?何で?何でそうなったのぉ?と思うかもしれないが原因がある、それは三日前の聖戦の宣言を聞いた生徒諸君らが話をしその話を聞いた者達が話を、と繰り返し紆余曲折を経て様々な噂が立った所為である。



「あぁ〜、、、何でこんな事に?」


神楽が登校して来たという事が分かると其々——「ッ来た来た、あの人でしょ?天内さんの事を脅して無理矢理聖戦仕掛けたって言うの」——「?家系の命運を賭けた聖戦だろ?「いやいや何言ってんだよライバルとして本気の模擬戦をやるためだろ?」


「私達は確か男の奴の方が脅されたって聞いたのだけれども?

——「ん〜?俺は神楽が煽ったからときいていたのでしが?「アンタその語尾、どうにかならないの?「無理でしぃ〜」

「てかそういや神楽ってダンジョンで行方不明になったって言う、、、」


とこの様に本当の事も合わせ色んな噂がされているのである。




「あっ神楽氏ぃ〜「ん?、あっ御巧おたくじゃんどした?」

「そうそう御巧ですぞぉッ!?マジで神楽氏ぃ?生きてたんでしかッ!」


「勝手に殺す、ンッんう、まぁ良いだろう、それで、何でこんな事になってんだよ」


「そりゃ神楽氏が理由はどうあれあの天内さんとかの有名な聖戦デュエルをするという事が噂されてますし本当でしたし、それにペナルティが帰属ッ帰属とかっふっふふデュフフッそそ

——「それ以上は駄目だ、それは御巧の域を超えてる、」

「なる、まぁそんな訳でヘルファイア防いだり精霊召喚(炎魔法)食らっても生きてたりと超新星と巷では期待されてますぞ神楽氏ぃ〜はあと聖戦のペナルティは何があっても取り消せないから神楽も堪能すッ——「だからッ!それ以上は駄目なんだって言ってんじゃん!!」


「まぁふざけるのは此処までにして、本当は神楽氏は翔吾殿や佳奈様(仮)に一番に会いに行くべきなんですが、あっあと校長も」


「まっ良いっしょ、それにもう始まっちまったし、俺これでも強くなったんだぜ?」

「おぉこれこそ才色兼備(男)」


「言ったろ、土産はめっちゃ良い魔物の素材な、見た目重視の」

「オホホぉぉやはり神楽氏は神楽氏だったァァァそれでこそ同士ィィィ〜」


「その指へし折るぞ?——「さーせん調子乗りました悪気は有りますですが反省はしてませんでしぃ素材は我が神の一部として使わせていただけやんすでし」


「お前マジで調子乗んなよ?じゃあ行ってくるわ」

「御武運を、でござるぞ神楽氏ぃ勝つんでしよォォォ〜」





——後書き———————————————


皆さんこんばんは、毎日投稿多分出来てないですね、(日付的に、時間的には分からないですが)


皆さん、歌とか聞いてる時、なんか思う事有りません?僕は特にアニソン聞いてる時にこうゆう歌が合う作品を書きたいッとかよく思うんですよね、参考までに『灰色のサーガ(魔女の度々』や『悪魔の子(進撃の巨人』とかです、無双系も良いんですけどほのぼの日常系も書いてみたいんですよね、書きたいのが多過ぎる、まぁ書けんけど、、、


本編の話、しますか。


今回はまた新キャラ出て来ましたね、実は神楽って校長の事苦手意識有るんですよ、初耳ですよねだって此処で初めて言いましたもん、ウザいねうん。


御巧真おたくしん、めっちゃ好きなキャラです、神楽より好き翔吾より下、でも翔吾か神楽だとどっちが好きか迷う。


御巧くんはオタクキャラですね、見てわかるね、重要キャラって訳じゃないしそんな出てこないけど活躍もしないけどまぁそんなモブキャラが良いんじゃないという事で書きました何か異論が有る奴はコメントで教えて下さいませ、ませ?ませ、、、


少しでも面白かったなど更に続きが気になると思って下さったそこの貴方、是非イイねや星、コメントやフォローなども宜しくお願いします。


ではナメコ2世でした、バイッ!


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