そこは弟子の成長を喜びましょうよ!

 小一時間ほど演奏してから、ステータスの確認をします。


 ビショップのレベルは23、スキルが増えますな。

 新しいスキルは?

 【威厳】でした。

 皇帝としては欲しいけど、戦力アップにならないじゃないですかー。


 転職を起動します。


《【転職】

 ビショップ(レベル23)

 ノーブル(レベル35)

 ファイター(レベル24)

 スカウト(レベル33)

 フェンサー(レベル52)

 ランサー(レベル27)

 グラップラー(レベル31)

 プリースト(レベル20)

 メイジ(レベル22)

 ブラックスミス(レベル45)

 アルケミスト(レベル26)

 マーチャント(レベル1)

 オフィシャル(レベル1)

 メイド(レベル1)

 トリックスター(レベル28)

 バード(レベル22)

 ダンサー(レベル1)

 テイマー(レベル1)

 ロード(レベル25)

 ウォーロード(レベル26)

 カースドナイト(レベル1)

 アサシン(レベル21)

 エクスカリバー(レベル49)

 チャンピオン(レベル20)

 オラクル(レベル1)

 ウィザード(レベル22)

 セージ(レベル24)

 サモナー(レベル26)

 ネクロマンサー(レベル1)

 パペットマンサー(レベル20)

 パラディン(レベル30)

 モンク(レベル21)

 ルーンナイト(レベル22)

 バトルマスター(レベル28)

 セイント(レベル1)

 ハーミット(レベル22)

 ダンジョンマスター(レベル21)

 エンペラー(レベル20)》


 おや、オラクルとセイントが増えてますね。

 オラクルはハーティアが就いたクラスで神託が前提だったと思うのですが、そこは転職の強みで、前提無視してクラスチェンジできるっぽいですね。

 セイントはビショップとウィザードの複合上級クラスです。


 とりあえず今晩はランサーを鍛えてグングニルを目指すため、ランサーにクラスチェンジします。


《名前 クライニア・イスエンド

 種族 人間 年齢 15 性別 女

 クラス ランサー レベル 27

 スキル 【日本語】【レクタリス地方語】【算術】【礼儀作法】【宮廷語】

     【全属性魔法】【闘気法】【真闘気法】【練気】【仙術】【呪歌】

     【魔曲】【錬金術】【魔法付与】【鍛冶】【量産】【人形使役】

     【剣技】【剣術】【葬剣】【剣理】【槍技】【槍術】【鎚技】

     【二刀流】【多刀流】【武器伸長】【霊鎧】【素手格闘】【投げ】

     【関節技】【格闘術】【回避】【対人戦闘】【魔法斬り】【鎧貫き】

     【気配察知】【罠感知】【罠設置】【魔力制御】【魔法範囲拡大】

     【魔力自動回復】【同時発動】【多重魔力腕】【消費魔力軽減】

     【魔法武器化】【魔力強化】【怪力】【俊足】【気品】【美声】

     【カリスマ】【威厳】【幸運】【不眠不休】【指揮】【鼓舞】【福音】

     【光翼】【創世神信仰】【シャルセアとの絆】【ルマニールとの絆】

     【ヨルガリアとの絆】【迷宮管理】【迷宮帰還】【経験値20倍】

     【熟練度20倍】【転職】》


 第三階層に入る前に、オーガ先生のクラスとスキル構成を変更します。

 クラスはランサー50レベル、グングニル50レベル。

 スキルはレクタリス地方語、槍技、闘気法、真闘気法、戦技教導としました。

 さすがに槍術をもたせるのは怖いので、槍技のみとします。

 鋼の槍を持たせて、スポーンはもちろん『1/1』です。

 さあ、存分に戦いを楽しもうぜ!!


 第三階層に転移すると、オーガ先生が槍を持って待ち構えていました。


「マスターは既に槍技よ槍術がかなり高い状態にあるようですな」


「まあね」


 瞬殺コンボで槍技と槍術の熟練度はかなり伸びていますからねえ。

 こちらも槍術は使わずに、できるだけ槍技のみで戦うとしましょう。

 〈ストレージ〉から、今日入手したミスリルの槍を取り出します。

 さあ、殺し合おうぜ!!


 間合いの取り方が重要になる槍技ですが、互いに槍を持っているとなると、如何に相手の隙を突いて攻撃を入れるかにかかります。

 初撃は?

 オーガ先生から鋭い突きが飛んできましたよ!


 一歩、後ろに下がって回避します。

 槍が戻る隙をついて、こちらも突きを放ちました。

 前に出ている方の膝を狙います。


 おっと、クリーンヒット。

 これは勝負ありか。

 殺した後で、スキルに回避を追加してあげましょうかね。


 微調整を繰り返しながら、オーガ先生との殺し合いは一晩中続きました。


 長い夜を楽しんだ私は、ミアラッハと一緒に朝食を摂ります。

 昨晩の成果は?

 ランサーのレベルが52に、グングニルのレベルが36になりました。

 【?】はふたつ。

 確定させましょう。

 結果は?

 【葬槍】と【後の先】です。

 前者はミアラッハも習得している槍での攻撃がアンデッド特攻になるスキル、後者は剣でも槍でもなんなら格闘でも使える相手の攻撃に反応して攻撃などを仕掛けるスキルです。

 ただまあ、私は前衛ではないので、後の先の起動タイミングはほぼありませんが。


 ともあれ槍技を中心として近接戦闘スキルは大きく熟練度を伸ばしました。

 転職を起動してみましょうかね。


《【転職】

 グングニル(レベル36)

 ノーブル(レベル35)

 ファイター(レベル24)

 スカウト(レベル33)

 フェンサー(レベル52)

 ランサー(レベル52)

 グラップラー(レベル31)

 プリースト(レベル20)

 メイジ(レベル22)

 ブラックスミス(レベル45)

 アルケミスト(レベル26)

 マーチャント(レベル1)

 オフィシャル(レベル1)

 メイド(レベル1)

 トリックスター(レベル28)

 バード(レベル22)

 ダンサー(レベル1)

 テイマー(レベル1)

 ロード(レベル25)

 ウォーロード(レベル26)

 カースドナイト(レベル1)

 アサシン(レベル21)

 エクスカリバー(レベル49)

 チャンピオン(レベル20)

 ビショップ(レベル23)

 オラクル(レベル1)

 ウィザード(レベル22)

 セージ(レベル24)

 サモナー(レベル26)

 ネクロマンサー(レベル1)

 パペットマンサー(レベル20)

 パラディン(レベル30)

 モンク(レベル21)

 ルーンナイト(レベル22)

 バトルマスター(レベル28)

 セイント(レベル1)

 ハーミット(レベル22)

 ダンジョンマスター(レベル21)

 エンペラー(レベル20)》


 特に増えたクラスはなさそうです。

 オラクル、ネクロマンサー、セイントが次の候補かな。

 オラクルは神託を習得しそうですが、なんかアレって神様から一方的に命令が下るイメージしかないんですよね。

 実際にどうかは知りませんけど、面倒くさそうなのでパスしましょう。

 ネクロマンサーはヨルガリアとレイコで足りているので、残るはセイント一択です。

 セイントは前提のビショップとウィザードからは考えられないほど身体能力に補正がつく脳筋クラスです。

 戦力アップ間違いなしですね!


《名前 クライニア・イスエンド

 種族 人間 年齢 15 性別 女

 クラス セイント レベル 1

 スキル 【日本語】【レクタリス地方語】【算術】【礼儀作法】【宮廷語】

     【全属性魔法】【闘気法】【真闘気法】【練気】【仙術】【呪歌】

     【魔曲】【錬金術】【魔法付与】【鍛冶】【量産】【人形使役】

     【剣技】【剣術】【葬剣】【剣理】【槍技】【槍術】【葬槍】【鎚技】

     【二刀流】【多刀流】【武器伸長】【霊鎧】【素手格闘】【投げ】

     【関節技】【格闘術】【回避】【対人戦闘】【後の先】【魔法斬り】

     【鎧貫き】【気配察知】【罠感知】【罠設置】【魔力制御】

     【魔法範囲拡大】【魔力自動回復】【同時発動】【多重魔力腕】

     【消費魔力軽減】【魔法武器化】【魔力強化】【怪力】【俊足】

     【気品】【美声】【カリスマ】【威厳】【幸運】【不眠不休】【指揮】

     【鼓舞】【福音】【光翼】【創世神信仰】【シャルセアとの絆】

     【ルマニールとの絆】【ヨルガリアとの絆】【迷宮管理】【迷宮帰還】

     【経験値20倍】【熟練度20倍】【転職】》


 ミアラッハがこちらを半目で見ながら「朝食を食べながらステータス弄るのは行儀が悪いよ?」と窘めてきました。


「すみません。スキルの整理とかしていたもので……」


「はあ。また一晩中、戦ってたの? 迷宮から帰ってきて疲れとかないの?」


「不眠不休のスキルがあるので、体力はなんかもう無尽蔵なんだよ」


「まったく……私との差がますますついちゃうじゃない……」


 唇をとがらせたミアラッハが可愛い。

 まあこれグングニルのレベルが36になったとか言ったら確実に拗ねるんでしょうなあ。

 見てみたい気持ちもありますが、ミアラッハに気分よく休日を過ごしてもらうためにも、秘密にしておくのがいいでしょうね。


 さて食後は鍛冶です。

 せっかくセイントになりましたが、ブラックスミスになって師匠のもとへ。

 剣理のスキルを得たので、鍛冶にどれだけ影響があるのか楽しみですね。


 鋼の剣を打ちます。

 あ、これ魔法の武器になるな。

 直感的に分かります。


 その後の数本も魔法の武器になりました。

 これイケるんじゃないでしょうかね。


「どう思います、師匠?」


「まったく……あっという間にモノにしちまいおって……剣に限っては魔法の武器は確実に打てるらしいのう」


「それじゃあ、アダマンタイトの剣、打てますね?」


「打てるじゃろうな。今からやるか?」


「是非!」


 炉の温度を上げます。

 私はかねてから〈ストレージ〉に仕舞い込んでいたインゴットを出します。


「ん? なんか色々と効果がついておらぬか、それ」


「錬成したので、色々とついていますよ」


 具体的には重力属性と闇属性がついています。

 ですがやることは変わりません。

 インゴットを熱して、いざ叩く!!


 ……。

 …………。

 ………………。


 出来ました、アダマンタイトの魔法の剣です。

 これに更に〈ヘヴィウェイト〉を付与して、『断空』カードを錬成して、完成ですね。


 長かった修行の成果がようやく現れて感無量です。


「師匠、裏で素振りしてきてもいいですか?」


「おう、好きなだけしてこい。まったく。わしの作にも劣らん一品を鍛えおったわ」


 苦い顔の師匠。

 そこは弟子の成長を喜びましょうよ!


 裏で素振りをします。

 真闘気法を纏い、重い剣を両手で振り回します。

 いい、凄く。

 ただしかなりの重さなので、使いこなすのにコツが必要だと分かります。


 満足して〈ストレージ〉に仕舞いました。


「師匠、ひとまず目標は果たしました」


「うむ。自分の武器を打てたな」


「しばらくは剣に習熟したいので、ここに来れなくなります。アダマンタイトのハンマーと鉄床は置いていきますので、ご安心ください」


「ふん。まあ良いわい。お主の打った魔法の鋼の剣は、安売りできんからな。在庫が溜まっていく一方じゃから、しばらく来ないでもらってもわしは構わん」


 寂しいですが、ひとまず鍛冶の目標は達したので、師匠の前を辞します。

 さあ、第三階層で試し斬りといきましょう!


 オーガのクラスとスキルを調整します。

 クラスはフェンサー50レベル、エクスカリバー50レベル。

 スキルはレクタリス地方語、剣技、剣術、剣理、回避、闘気法、真闘気法、戦技教導としました。

 武器は鋼の剣です。

 差分のDPを消費しまして、いざ参らん!

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