毎夜7時の定例会

ふるなる

毎夜七時の定例会

 朝日昇った六時の瘴気と

 一日終わった七時の正気の

 沙汰じゃない間がタイトル


 毎夜開かれるいつもの会議は

 この日の「しょうき」を議論にしてさ

 僕らは心を抉るのさ


 無邪気に放った邪悪な陰湿

 後悔余って消えたい気質

 話題に挙げられたのは「陰湿」

 無意味なはずなのに話題にする気質


 ディス、ヒス、ギスギス、

 キリキリキリキリ

 過去の僕らはディスってた。

 さっきまで陥るヒステリック。

 無心、ミス、キリキリ

 会議はすぐにギスギスしてさ

 僕らの心は痛むのさ



 朝日昇った六時の調子と

 一日終わった七時の調子は

 こんなにも間が開いてる


 ランダムで開かれる緊急会議だ

 したくはないのに議論がされて

 僕らは心を泣かすのさ


 無意識、望んだ理想の僕を

 演じきれずに戸惑う周り

 無視できない想像力を

 頭ん中で白い目の周り

 

 死ぬ、ミス、ギスギス、

 キリキリキリキリ

 何であんなことしたんだろう。

 繰り返されるミステイク。

 無視無理、塵散り

 心の体力塵と消えて

「死にたい」なんて呟くの



 ふと開かれる緊急会議

 そして夜には定例会

 何度「疲れた」って言っただろう

 僕には疲れが溜まっているわ

 誰か気に止めて


「普」段から

「死」にたい放つ

「プ」ライベート


 狭まっていく我が住処

 それがバレんよう今日も演じるのだ



 朝日昇った六時のいつもと

 一日終わった七時の会議と

 緊急会議が間にあるのさ


 会議は今日も行われてさ

 僕らは今日も振る舞うの。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

毎夜7時の定例会 ふるなる @nal198

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ