友達の感想は?

三人とも一口頬張る。

………どうだろうか?


「ううん、おっいしーい!」

「美味しい!」

「ね、美味しいよ、諒」


三人とも笑顔でぱくぱくと食べ進める。

良かった。好評だ。


「諒は食べないの?」

「え、ほんと?じゃあ私が食べる!」


俺の分の寿司パフェに食べかかろうとしている彩香から、俺は寿司パフェを奪い取る。


「ああっ、私の寿司パフェ!」

「彩香のじゃなくて、俺のな」


そして俺は自分の寿司パフェを一口頬張る。


「……美味しい」

「でしょでしょ?」


いや、なんで彩香が自慢げなんだよ。俺が作ったんだけど。

でも本当に美味しい。

俺もどんどん食べすすめ、あっという間に食べ終わってしまった。


「じゃあ、これで諒のごちそう会は解散ということで………」

「おいおい!ちょっと待ったー!」


もう解散しようとしている彩香に俺はストップをかける。


「何勝手にごちそう会にしてるんだよ。新メニュー開発会だろ。それにシェフに食べてもらってメニューにするか決めるんだろ!!」

「ああ、そうだった☆」

「そうだった☆じゃないわああああっ!」


てへ☆、と舌を出す彩香に俺は一喝する。

彩香は相変わらず脳天気に、はははははと笑うが。


「じゃあ、行きましょうよ」

「そうだね。ほら、諒も」

「いたたたた。彩香も道連れだ」

「ちょっと諒ー!」


瑞稀が引っ張ってくるので、俺はニヤリと笑って彩香をも引っ張る。

彩香と俺はそのままズルズルとシェフ室へと引っ張られていくのだった。

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