材料

ピンポーン♪


「はーい!あ、諒」


ガチャリとドアが開いて、中から彩香が顔を出した。

俺は約束通り、彩香の家に来たのだ。

後ろには琉璃と瑞稀も一緒。


「はい、どうぞどうぞ」


彩香に促され、俺たちはボナぺ室に入る。


「さてと、諒、作って!」

「え、いきなりかよ!?」

「諒くん、作って!」

「じゃあ、僕たちはここでゲームしてるわ〜」


瑞稀の声で三人とも一斉にゲームを始める。


「はああ〜、わかった、わかった。作ればいいんだろ」


そう言うと俺はエプロンをつけて、冷蔵庫を開けた。

必要なものは、マグロの刺身、サーモンの刺身、その他えび、たこ、いかの刺身、そして卵とカニカマ。

冷蔵庫を閉めると、次は食器だなに向かう。

必要な食器は、グラスだ。


「これでよしと」

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