第7話 思わぬ援軍、それとも…①
「そんなことがあったんだぁ。」
「ほんと…思ってもない展開の連続で。何より、うちの子だけが悪かったわけじゃないのに、一方的に責められて、しんどかった。」
「分かるわぁ、白沢さんってそういうとこあるよね。自分が絶対正しい、みたいな?」
墨田さん、なかなか辛口。白沢さんとの間に、何かあったのか?そういや、墨田さんの上の子は、白沢さんちの娘さんと同級生だったな。何か、情報が入ってきてるのかもしれない。少し、会話を聞いてみよう。
「私も、人から聞いたんだけど…白沢さんね、授業参観の日、娘さんとちょっとトラブルがあったクラスの子を廊下に呼び出して、個人的に注意してたらしいよ。怖いよね。子ども同士のことだし、どちらかが一方的に悪いなんてこと、そうそうないと思うじゃない?なのに、もう、決めつけてかかって。あり得ないよね!」
墨田さん、まるで自分のことみたいに興奮してるな。やっぱり白沢さんに対して、なんかいろいろ思うところがあるんだろうか。そうはいっても、桜木さん、墨田さんのペースにのせられて、しゃべりすぎなきゃいいけど。墨田さんみたいな人、結構厄介なんだよ。分かってるかな?分かってないよな、桜木さんは。
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