応援コメント

第61話 自由からの逃走」への応援コメント

  •  実は社会学科出身なのですが、フロムの「自由からの逃走」は一番最初の授業でやったので印象深かったですね。何かコメントしようにも思いつかないぐらいよく纏まっていると思います。

     これは逆の見方も出来て、父の生前に、帝王学を勉強するなら「我が闘争」を読めと言われたことがあります。つまり、人を上手く使うならヒトラーが参考になるぞと。この様な考え方は反発を覚えたものですが、カクヨムやらなろうで多数を占めるファンタジー系の作品で、例えば異世界転生人が「我が闘争」を参考にすれば近代以前の社会なんか容易く、意のままにコントロールする世界を描けそうなものですが、中世貴族的な派閥争い的な描写が上手い人は多いのですが、支配のシステムを上手く描けている方は少ないので、フロムかヒトラーの著書でも読めばいいのにと思う事がしばしばあります。

    作者からの返信

    ヒトラーの「我が闘争」……ちょっと興味が湧いてきました。
    これまでは、読む必要がないと決めつけている自分がいました。しかし、物語を生み出したいと考えている僕にとっては、帝王学も知っておく必要があります。

    平和すぎる日本で生まれてのんびりと生きてきたので、命懸けで生きなければ、己が殺されてしまうような世界を知りません。想像は出来ますが、リアルではない。
    良い刺激になりました。