第16話 推敲3回目

 前回、「逃げるしかないだろう」をkindleで出版する話をしました。何か特別なことに聞こえるかもしれませんが、出版するだけなら誰でも出来ます。手順を踏んでいけば良いだけです。昨今のユーチューバーと一緒で、間口は全ての人に開かれています。ただ、読むに値する価値がなければ、誰も読んでくれません。


 読んでもらうためには、幾つかのハードルがあります。商売と一緒で、僕自身が宣伝活動をする必要があります。これまでの出版業界は、宣伝販売は出版社、作品執筆は作者という分業が成り立っていました。ところが、昔ほど紙の本が読まれなくなった現代においては、出版社が製本をするという行為自体がリスクになります。売れなければ、即不良在庫になります。ですから、売れる見込みのある作品しか製本しない。酷い言い方をすると、小難しい小説よりも、漫画やハウツー本の方が良く売れる。異世界転生系も良く売れる。こうした流れは、音楽やイラスト、映像にも言えることだと思います。テレビの影響力が低下してきて、YouTubeが持て囃される。この構図と、出版業界も全く同じだと思うのです。ですから、読んでもらうためには、何らかの努力が必要になってきます。


 宣伝活動については追々考えるとして、今回、改めて自分の作品を眺めてみました。過去に2回も、時間を掛けて大幅な推敲をしてきたのですが、読み直すと気になる言い回しが散見されます。


 !!!


 3回目の推敲に入りたいと思います。より洗礼された作品に仕上げるために……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る