第3話 言い訳
僕は、朝が早い仕事をしているのですが、昨晩は12時まで起きていました。起きていた理由は、ゲームです……。
前に、ELDEN RINGというゲームについて記事を書きました。とっても面白いゲームだと思います。ただ、子供たちが夢中になっているので、僕が遊ぶタイミングがありません。いえ、嘘です。子供を引き合いに出して、言い訳をしてしまいました。このゲームはやっぱり難しいです。僕の腕では、ちょっと難しい……。
そんな折に、ELDEN RINGに関する記事を読んでいると、あるゲームの事が気になりました。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドです。記事では「BotW」って表記されていました。ELDEN RINGは、BotW以来の傑作だとか、BotWを超えたんじゃないのかとか、あちらこちらで比較対象として紹介されているんです。なんだか、気になるじゃないですか。
僕という人間は、気になり始めると、そのことばっかり考えてしまいます。過去にも、いきなり陶芸を始めたり、いきなり焼酎を作り始めたり、いきなりマラソンを始めたり、いきなり会社を辞めてカフェを開業してみたり……。小説も、そうです。僕は、熱しやすく冷めやすい性格です。ある日ある時、突然に火が付きます。関心があるものを見つけてしまうと、自分の中で、そのものを咀嚼してみたくて仕方がないのです。ただただ、そのものを感じてみたい……。
気になり始めた僕は、ヤフオクを通じて、出来るだけ安く手に入れる算段を始めました。任天堂のハードは、スイッチが一般的ですが、一昔前のWii Uを3150円でセリ落としました。BotWは、案外高くて5000円くらいの相場で取引されていたのですが、2850円でセリ落とし、ついでにマリオカート他、色々とソフトも買いました。いざ、出陣です。
――やば!
――なにこれ!
――面白い!
現在……時間を見つけては、やり込んでいます。80時間ぐらい、遊んでいます。広い広いハイラルの草原を、主人公のリンクになって走り回っています。
こんな事を書くと、
「小説の続きは、どうなっているんだよ!」
と、突っこまれそうです。もし、そう思ったあなた。僕は、あなたに頭を下げます。
「ありがとうございます」
知名度もない素人である僕の小説を読んでくれている。それだけで、感謝しかありません。ただ、ここから言い訳になります。続きを書く気持ちはあります。ただ、書けないのです。少しプレッシャーになっています。プロットは書いてみたのですが、何だか気乗りがしません。面白いのかどうか、僕では判断が出来ないのです。巷にある多くの作品の二番煎じの様に感じてしまい、書き続ける意味を見失っています。僕の本音です。そんな僕の行動が、結果としてゲームに向かっています。完全に逃避行です。
ゲームに、どっぷりと浸りながら、このゲームの何が面白いのか考えていました。考えていると、僕の中の好奇心が、メラメラと燃え始めてきました。僕は、もう一度原点に返って、小説を書こうとしています。二つのアイデアがあります。どちらも表現してみたい。ただ今回は、直ぐには発表しません。一旦、最後まで書き切ってみようと思います。
これまでの僕は、書きながら発表をしてきました。締め切りに追われる週刊漫画家(実際のところは知りませんが)のように、駆け足で書いてきました。そのやり方を変えます。書き切って、推敲して、完成させてから発表するつもりです。今までの作品は訓練と割り切りたいと思います。こんな僕で良ければ、これからも宜しくお願いいたします。
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