第4話 戦いへの使い道

刹那が12歳の時には、スポーツ万能、成績優秀だった。

そんな時にガキ大将と呼ばれていたヤクザの父親を持つ木崎から喧嘩を売られた。

売られた理由には木崎が好きな女子が刹那を好きだと言った事に腹を立てたらしいのであった。


冴島~!てめー、俺にあの女、よこすよなー?


刹那 は?ごめん。言ってる意味が分かんねーよ。


冴島 米山だよ。


刹那 米山?よこすって、何をだよ?


兄ちゃん、コイツ、僕がやろうか?


刹那 いや、話してみるよ。


冴島 米山は俺の女だからな。とったら殺すぞ!


刹那 とるも何も俺は別に何も思ってねーし。


冴島 お前、俺に歯向かうのか?


そう話すと冴島は右拳を顔面にめがけて振り上げてきた。


それを刹那は反射的に避けた。


刹那 危ねーな!


冴島 こうしようぜ!勝った方が米山と付き合う。決まりな!


刹那 バカか?付き合いたいなら、勝手にしろよ!俺の知った事じゃねーし。


冴島 そうゆう、冷めた感じがムカつくんだよ!死ね!


また、冴島が殴ってきた。


刹那は、また避けて仕方ない!と言った感じで殴り返した。


弟 兄ちゃん、次、左から顔に来る!避けたら、右足が来るよ!


刹那 了解!


すると、冴島は後ろに倒れた。


刹那 はぁ、面倒くさい!まだ、やるの?


冴島 お前、喧嘩も強いのかよ!くそが!余計にムカつくわ!


刹那 (いや、動きが先読みできるから。って言ってもコイツ信じねーよな。)

刹那 じゃ、俺は帰るから。


冴島 待てよ!俺、お前の言う事なら聞くから。だから、その、なんだ、これからは、よろしく。


この日から、刹那と冴島は仲良くなった。



ーーーそして、現在の刹那ーーー


この日からか。街で若者に頭を下げられるようになったのは。

あれ、恥ずかしいんだよね。僕、ヤーサンとかじゃないし。

あー、てゆーか。また、変なヤンキー君みたいなの。倒しちゃった!

もう、嫌だな~。こうゆうの。僕に平和は、いつ来るのかねー?


弟 相手の守護霊、弱くて良かったよね。


水樹もなんだかんだで、強くなったよね?

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