(二)-18
そこまで進んでいる子だとは思わなかったが、進んでいる子なら、そこまでするだろう。
「そうそう、最新の情報では最近同棲を始めたらしい。同棲は初めてではないらしいけど」
竹橋の口からそう聞くと、僕の心臓が急に締め付けられるような感じがした。一体誰と……。
ともかく、彼女にとって僕は大勢の男の中の一人に過ぎない、ということなのだろう。家出でもしたのだろうか。そのために僕の家をホテル代わりに使っているとか。
そう考えると、段々と腹が立ってきた。一体僕のことをどう思っているのか。どうして僕なのか。単に僕に迷惑をかけているだけではないのか。
(続く)
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