(二)-17
「ああ、文学部の三大美女の一人だね。二年生で去年ミス牛大にも出場したらしいよ」
「そうだったのか。それで、彼女の事、何か知っている?」
「ああ。ビッチで有名だよ」
そうなのか? 僕は彼女について何も知らなかった。その姿・格好からはそんな感じはしなかった。でも男性の部屋に入ることには慣れているようだったし、男性慣れもしているようだった。そうでなければ、僕の部屋で下着姿を僕に見せるなどしていないはずだ。
「かなり遊んでいて男をとっかえひっかえだっていう噂だぜ。援交もしているって。街でオッサンといるっていう話はちょいちょい聞くぞ。文キャン前でどこかの大企業の重役の車に乗り込んでいた、なんて目撃談もある」
(続く)
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