(二)-7

「ふーん、こういうの好きだったんだ。……ちょっと意外」

 そんなことを言っていた。

 夜になり、彼女はベッドの上で、僕は床で寝ることになったが、その前に彼女がお風呂に入ることになった。

 そしてユニットバスの狭い風呂から上がった彼女がバスタオル一枚の姿で出てきた。

 僕はそのとき部屋の中に置いたテーブルのところで環境社会論のレポートを書いていたところだった。

 彼女のその姿を見て、僕は顔を真っ赤にしていたに違いない。顔がもの凄く熱くなっていたから。


(続く)

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