「プロフみて」

 唐突ですが、またも不満をもらします。


 最近流行ってるフリーレン。面白いんですけどひとつ、ずっと気になっている設定があります。

『魔族は言葉のような鳴き声を出す魔物。相互理解は望めない』

 別にそれそのものは良いんです。ただその場合、彼らが人間の言葉を使って同族間でもコミュニケーションをとっていることにすごく違和感を感じます。オリジナル言語ではなく、わざわざ『獲物』の言語を使って、他者との関係を形成しているのかが分からない。元々同じ種族だったとか、共存していたということならわかるのですが、『魔族は魔物』としているので、そういうわけでないように思います。

 フリーレンを読んだり観たりする度にズーッとそこが気になっています。


 ところで、最近Xで『プロフみて』と話しかけてくるアカウントをよく見ます。あまりにも不自然なので、ウィルス的なURLに誘導するために自動で不特定多数に話しかけるよう作られたスパムアカウントかな?と思っています。

 それで、今日ふと気づいたんですけど。フリーレンの魔族設定は、これだと思います。『他者を利用するために話しかけてくる存在。その言葉に言葉通りの意味はない』

 だから、相手にするのは無駄。めっちゃこれだと思いました。

 先ほど書いた違和感のひとつは魔族が自我を得ているところにもあると思います。こういうアカウントはたぶん自我がないです。

 作った人には自我があり、社会に生きているかもしれませんが、そういう風に振る舞っているわけではないと思います。『鳴き声でしかない言葉』は人間関係を壊すリスクもあるので。むしろ、それをわかっているからこそ、匿名でスパムアカウントをやっているのかもしれません。

 フリーレンでは、この言葉の部分について、今後何かしらの説明があるといいなーと思っています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る