11月

言葉じゃ足りない

 まじで当たり前のことではあるんですが、表面的な事象というのは、世界の一部でしかないんだなぁと、最近思います。……こう、文章にすると、頭が悪そうな感じになっちゃいますけど。

 特に、言葉。コミュニケーションをとるために必要なものです。言葉があることで、自分の気持ちや経験を他人に伝えることができます。しかし、すべての事象を正確に表現できるわけではありません。一度、「言語」という形にすることで、情報が抜け落ちたり、意味が変わってしまったりしてしまいます。

 それは、外国語の翻訳やアナログ&デジタルの変換などでも問題となることで、きっと情報の伝達において、避けられない問題なのだろうと思います。


 ただいろんな情報に触れていると、ついそのことを忘れてしまいそうになることに、ふと気づきました。

 例えば、「以前は◯◯と言っていたのに、今は☓☓と言っている」という話。嘘や意見の変化である可能性もありますが、心の底では同じで、言い方や言葉選びを間違えている可能性もあるんじゃないかなぁと感じました。

 私の場合、言葉以外のもので考えごとをすることも多くて、それを誰かに説明するとき、すこし時間がかかってしまいます。また、子どものときのいろんな感情で、今なら言葉にできるものもたくさんあります。

 要は、“言葉で語られる意見”は鵜呑みにするのではなくて、それまでのその人の言動や話すときの仕草も含めて、“聞く”必要があるのだろうと思いました。当たり前のことではあるのですけど、忘れないように。私の備忘録です。

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