ウルフトーン。

こんな言葉をご存じでしょうか。特定の位置を押さえて弦を弾いたりすると狼が吠えたように不快な共鳴音を出すことを言うのですが、私のギターもけっこうこれが酷くてあれこれ弾き方を変えたりしました。弱く弾けばそれなりに大人しくはなるものの、曲によっては強く弾きたい。するとブオーーンです。


弾き込めばあるいは変わるのかと思ったりもしましたが、既に二年以上経過していて一向に変わる気配もないので、半ば諦めてこのまま弾こうと一度は思いました、ただ、相談だけはしてみようと制作元へ連絡したところ、楽器を送ってくれとの返答を頂き、工房へ宅急便で送りますと、後日、確かにウルフトーンが酷いということで別のギターに替えてくれたんですよ。この対応にはビックリしましたね。おまけに現在ある在庫のギターをすべて試奏し一番良いものを送ってくれたんです。ケースも新品です。


ギターの弦を久々に張り替えた時、懐かしい話を思い出しました。

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