応援コメント

第14話 摂家将軍の「将軍らしさ」とは?」への応援コメント

  •  投稿ご苦労様です。
     『当時の制度では「職」は家に属します。したがって、その「職」に現に任じられている人ではなく、その家の当主がその家の「職」について優先権を持ちます。』
     
    というのは面白いですね。日本独自のような気がします。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    たしかにそうですね。
    「家」制度は日本だけにあるわけではありませんし、「院政のようなシステム」も、フランスのカペー朝では「若い王を即位させて、父王が共同統治者になる」という仕組みがありましたから、日本独特とも言い切れないのでしょうけど。

    しかし、院政のように、本来は最高の存在である「天皇」を「将来、治天の君=院政を行う上皇になれるようにするための通過点」にしてしまう、という仕組みは独自で、ほかに例がないかな、と思います。それが「家」によっては大御所政治になったりするわけです。

    それでは、またよろしくお願いします。

  • 傀儡みたいなイメージがありましたけど、やっぱりそういう地位にいれば、そりゃあ権力への欲望が芽生えてきますよね……^^;
    義朝の血が引き継がれていたんですね……だから九条家へと向かった、と。
    「何かエラそうだから」という理由かと思っていました(笑)

    でも摂関家ぐらい突き抜けた存在でないと、源氏サラブレッドの足利家とかが物申してきそうですし、こうするしかなかったのかもしれませんね。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    もちろん、血筋だけではなくて、父親の九条道家が院・朝廷の権力者だったからですけど。
    北条政子は親王将軍が実現できると思っていたところ、後鳥羽院が拒否してしまって、摂家ということになったわけですが。
    でも、道家も、長男は鎌倉に送らずに、京都の自分の家を継がせているんですよね。摂政・関白と鎌倉将軍を(摂家のなかでも)九条家で固めたかったのか。あまり目立たないですが、じつは野心家でキーパーソンだったのかも。

    それでは、またよろしくお願いします。