第62話 棒棒筍
さてと
今日も冷蔵庫との格闘から始めましょうか。
えーっと
胡瓜は絶対だから買いに行くとして
うーんキャベツかぁ
採用。
で?
トマト?
採用。
あとは
うーん
色々あるけど
全て不採用。
で、茹でて水に浸してある筍を取り出しましてと・・・!
え?
先生
何しに来たんですか?
お前
なに作ろうとしてる?
あ、はい
棒棒鶏ならぬ棒棒筍を・・・・。
それ中華料理あるか?
それなら私の出番あるね。
いや、でも、中華料理長
これ、簡単レシピですから。
馬鹿的日本人!
料理に簡単も難しいも無い有るよ
そこどけ。
無いものが有るとは
禅問答的言葉。
うるさい
退いて指咥えて見てる良いあるね
キャベツは千切りね
丸いお皿に綺麗に並べるあるよ
織風、お前やっとけ。
はい。
お前
何してる?
キャベツを刻んで並べています。
ほー
それ並べたつもりなのか?
あのな
どうして縦に並べる?
丸いお皿だから円を描くように並べるだろが?
馬鹿者! 手を抜くの良く無いあるよ!
済みません。
やり直せ!
でと
4等分の扇状に切った筍をさらに切っていく
そしたら扇が開いたみたいになるな
これを4っつ作ったら円形になるな
これをお皿に丸く盛り付けるな
その間に細く切ったきゅうりを並べるあるな
おい、織風、なに見てる?
指咥えて見てないで胡瓜買って来い!
はい、行ってきます。
でトマトを切って
円を描いた筍の周りに並べてと
あとは織風が胡瓜を買って帰るのを待ってる間に
たれを作ること宜しいある。
先ずは味噌ね
味噌は赤味噌、白味噌、合わせ味噌、
どれでも良いあるよ
好きな方を選べ
で醤油を少々
ごま油少々
土生姜少々
白胡麻ちょっと多い目かな
甘みが欲しい美人的日本人は味醂少々かな?
辛いの好きな馬鹿的日本男は唐辛子でも混ぜておけ!
おお、織風
帰ったか?
はい
胡瓜を細く切って盛り付けるですね?
そう並べた筍の間に入れていくね
良い有るよ。
できました。
うん、まぁまぁの出来ね
で最後に
筍の中心の薄いところに
この味噌垂れをたっぷりと乗せて出来上がりあるね
先生
美味そうですね・・・。
誰がお前に食えと言った?
え?
さぁ!美食家的日本客人
召し上がれー!
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