第18話 秋の雲と春雨のお料理
うーん
えーっと
織風でございます。
カクヨムの順位などはあまり拘ってはいないのですが
過去の作品がランキングされると
えっ、今かい!
なんてびっくりする織風でございます
それもこれも現在書いている物語が面白く無いせいであろうと
一人で合点しているのでございます
なので過去の作品を掘り出してみたのでございます
お許しくださいませ。
中継はお料理教室からです
どうぞ。
では今回のお料理を
ご紹介してくださいますのは
ドイツから来てくれましたシェフです
ではでは自己紹介をお願いいたします。
はい
私の名前は
ヨハン・フォルフガング・フォン・ゴエザ です。
早速ですが
本日ご紹介するお料理は
魚のフライです。
ドイツ人は油で揚げるのが好きです。
フランクフルトも蒸さない茹でない焼かないです
油で揚げます。
では材料と方法です。
秋は青魚が美味しい季節です
このように小さめの青魚を用意いたします
内臓を取って
取れた内臓の代わりに微塵切りにしたお野菜を軽く詰めます
多い方が美味しいけれど油で揚げた時に中身が出て大変です
ほんのちょっとが絶対です
絶対なのでっす!
このお魚を溶いた卵に通します
その上に小麦粉か天麩羅粉を
次に
春雨を茹でます
で茹で上がったら綺麗に
一本一本丁寧に
こら!二本はだめでっす
一本でっす!
一本だって言ってるでしょ!
だから、こうやって、こうして、こうでしょ!
そして小麦粉などを塗したお魚に春雨を巻いていきます
だめです、その巻き方はだめでっす!
こうやって斜めに巻かなければだめでっす!
だめだって言ってまっす!
で今度は
反対から巻いていきます
そうです、その通りです
そうそう、春雨がクロスするように
うんうん、それでよろしい
魚の鱗をイメージしてください。
春雨が巻けたら低温の油で揚げます
油を切ってお皿に載せれば完成です。
盛り付けは織風君に任せましょう。
あっ、はいはい
えーっとですね
飾り包丁で胡瓜を波に見立ててみました
こんな感じですね
でせっかく波ができたので
大根を桂剥きして短冊切りにしまして
波胡瓜の間に置いて波頭を作りましょう
で上から胡麻油よろしいね
もしくは塩を少し散らばせてオリーブオイルも美味しいのことあるよ
織風くん?
あなた喋り方がおかしい
違うあるよ
私、織風あるよ!
いや
怪しいどころか
まさに中国人ではないか!
違うあるよ
私、日本人よ、織風あるよ!
クウァッチ!
そんなことないよ
出鱈目言わないあるよ
フェアシュビンテ!
あいやー
出て行けは酷いあるよ
でも出ていく前に〆の言葉、言ってやるね
フェアダムト!
しまった!
皆様、さぁ、召し上がれー!
シャイセー!
こんちくしょー!
・・・・・・・・・。
以上、お料理教室から中継したあるよ!!
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