他人と比べない
2023.6/25
『自分の辛さは自分のもんだ。
あなたの辛さはあなたのもんだ。
比べるなら過去の自分と。』
私はよくこの言葉を使います。
自分が他人と比べて劣っていると考えてしまっていた為に、自信がなくなったり、苦しむことになったからです。
何がきっかけでこの言葉が生まれたのか、今はもう思い出すことができません。
ただ、自分と他人を比べる必要はなく、また他人を自分と比べる必要もないと考えました。
そんなに比べたいのなら、過去の自分と比べれば良いのです。
大抵の事ならば、過去の自分と比べた時に成長していることが多いことでしょう。
私は継続的に、日記やTwitterなどで記録を残しています。
それは、ふと気づいた時に数年前の自分と比較してどう変化したのか?ということを見返したい為です。
人の記憶は忘れやすく、改ざんされやすいものです。
細かいことを覚えていられるほど記憶力のいい人はなかなかいません。
そうなると過去の自分と比べるにも、比べようがなくなります。
私は成長を感じることをよく意識していて、それがどんなに小さな一歩でも、その一歩を大事に大事にしていきたいと考えています。
小さな一歩ですが、ほんの少しずつ、何年もかけて、良くなっていきます。
例えば対人恐怖症のこと、うつ病のこと、言語化する力や、自分を知っていくこと。
10年近くかけて、少しづつ少しづつ、記録してきた結果、良くなってきたものです。
何年前の今日はどんな一日を過ごしていて、何に困っていただろう?
今と比較して、どれくらい変化しただろう?
そうやって自分を見つめ直す時間をとって、今の自分で大丈夫だと、自信に繋げています。
他人と自分を比べてしまう人は多いことでしょう。
けれど、上には上がいるものです。
下にも下がいるものです。
比べても優劣を考えても意味がありません。
一時的な優越感は長くは続かず、そのうち虚しくなってくるものです。
ではどうすればいいか?
自分を認められるようになると、人と比べなくなることがあります。
今の自分に満足しているなら、人と比べる必要性がなくなるからです。
自分を認められるようになるためにはどうしたらいいか?
自分を知って、感情を否定せず、人と比べないようにして、一歩一歩、自分の成長を感じていくことです。
もちろん、自分を認める為に必要なことは、人により違うかもしれません。
自分の認め方に正解はありません。
ただ、私のこの考え方が、誰かの背中を押して一歩を進ませるものになれるなら、それはとても嬉しく思えることでしょう。
誰かの苦しみを少しでもやわらげることが出来るのなら、私にとっても救われるような想いが湧くでしょう。
私の書いていることは、お裾分けの域から離れません。
自分を知るためのキーワードであり、多くの人の中の参考例のひとつです。
ただ、あなたの考え方に小さな変化を与えられたなら、これは意味のある出会いだったのだと信じています。
『自分の辛さは自分のもんだ。
あなたの辛さはあなたのもんだ。
比べるなら過去の自分と。』
あなたはどんな風にこの言葉を受け取るでしょうか。
それはあなたの中にしかない答えです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます