第12話
異世界転生したのに、全然魔法を使っていない!!魔導具が現代の便利道具とほぼ同じような感覚で使えるせいで、魔法をあまり意識することがないのだ。
とりあえず、ご飯の後にアニコの採血をする予定だけど、こっちにキットなんてあるわけないから自力で作らないと!
そういうわけで、初めての魔法は錬金術になりそう…
書庫にある錬金術関連の本をあらかた読むと、なんとなく錬金術ができる気がしてきた。
これは、日本にいる時の勘違い全能感とは違って、頭の中に錬金術を使うための知識を埋め込まれた感じ?思い起こさせた感じ?わからないけど、絶対に使える自信がある。
宝物庫に行って、適当に採血針に向きそうな金属インゴットを取っていく。その後庭のキラキラした土を集めて部屋に戻り、早速錬金術を使ってみることに。
インゴットと土を1箇所にまとめて置く。
「流石に翼状針はゴムチューブもないし難しいから、直針かな…」
完成形を頭の中に思い浮かべる。
“合成”
自然に頭の中に浮かんだ言葉を口にする。
すると目の前にあったインゴットと土があっという間に土塊と10個の採血キットになっていた。
「うわー!すごい。魔法って便利…時間ある時にちょくちょく練習しよう…!とりあえず収納魔法と転移魔法と攻撃魔法を覚えたいな」
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