第11話

馬は、世話をして貰う予定のミハイに決めてもらった。ミハイとアンナにはそのまま家畜の買い付けをお願いして、馬に馬車を引かせて街の入り口まで戻る。

しばらく待っていると、5羽の鶏と1頭の子牛と母牛を連れたアンナたちと、収納バッグを提げたアニコたちが戻ってきた。

「それぞれ買ってきてくれて助かったよ。今からお金を渡すから、4人の必要なものを買ってきていいよ。馬車と馬はそこの預所にあるから、帰りに乗って帰ってきてくれ。ミハイが御者で大丈夫か?」

「はい、僕でよければ御者をやります!」

「それは良かった。それじゃあこれで買い物してきてくれ!少し追加したから、みんなでランチでも食べると良い。わたしは家畜と畑のものを持って先に帰っているよ。夕食までに帰ってくればいいから、ゆっくり楽しんできて」

「何から何までありがとうございます。畑いじりもしたいので早めに帰りますね」

「ありがとうございます。私も家畜小屋を整えたいので、早めに帰ります!」

「伯爵様はお昼をどうされるんですか?」

「私は城で適当に食べるよ。夕飯を作るついでにね」



4人と別れて、牛と鶏を連れて家に帰る。

家畜の世話はしたことないが、とりあえず元々あった鶏小屋に鶏を、牛舎に牛を連れて行く。

そこに元からあった餌を餌入れに入れて城に戻る。

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