第9話

今日は、朝食としてふわふわのホットケーキを焼くことにする。

「朝は軽く済ませたいけど、糖分も摂りたいしちょうどいいかな」

ドラキュラに転生して、身体能力が上がったのでメレンゲだってバッキバキに立てられる!

小麦粉と卵黄とミルクを混ぜたものに潰さないように少しずつメレンゲを加えていく。

フライパンの上に丸い型を置いて、バターを敷き生地を流し込む。

「うーん、良い匂い!朝じゃなかったら生クリームをたっぷりのせて食べたいなぁ…まぁ今日はシロップと季節のフルーツ盛りでいっか!」


全員分焼いてダイニングに運ぶと、ちょうどみんな揃ったようだ。

「それじゃ、各自お皿持っていって!…いただきます!」

「「いただきます!」」


「起きたらすごく良い匂いがしてて、朝食すごく楽しみにしてました!こんなにシュワシュワした食感のパンケーキ初めて食べました!」

「私もパンケーキってちょっと硬めのケーキのイメージだったので驚きました!」


どうやらみんな気に入ってくれたようだ。

確かに、今日のパンケーキは日本のカフェで出されるものにも負けず劣らずのふわふわ感だった。

パンケーキとシロップの甘みにフルーツの酸味が合わさって、最高のハーモニーとなっていた。


「ごちそうさまでした…それじゃあ今から1時間後に玄関前に集合しよう。それまでに各自で用意をしてくれ」

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