第6話
「とりあえず、領地についてとこの国について調べてみよう」
気づいたらそれなりに時間が経っていたようだ。
読んでいた本を片付けて夕食の準備をしに行くことにする。
それにしても、伯爵領は実質自治国家なのか…そもそも領主がドラキュラ族だし、暗黒の森で遮られていて陸路が限られている上に最果ての海と接しているとなれば、下手に手出しをするよりかは自治国として認めた方が楽なのだろう。
まぁ、ほぼ放置されてる国でよかった。王様に挨拶してとかだと面倒くさいからな…
それから、魔法関係の教本は古書になるらしく図書室には置かれていなかったので、後で書庫を見てみる必要がありそうだ。
食糧庫で食材を物色してみると、色んなものがあることがわかった。
「おー、これはお米か。日本米みたい!採用。海鮮もあるのか!これは豆腐かな??」
食材を見て今日のメニューを決めようと思っていたけど、食べたいものがいっぱいになってしまって決めかねる。
「今日はみんな揃っての初めての夕食だし、多少豪華にしてもいいか!」
ついでにこっそり今月分の血液を取り出す。
「うーん、見た目はトマトジュースなんだけど…やっぱこのまま飲むのはハードル高いな…俺専用に何か調理して食べてみるか…」
色々考えた結果、血液はソーセージとして加工して食べることにした。
今日のメニューは、エビと鶏肉の甘辛煮、刺身の盛り合わせ、天ぷら、野菜スープ、白いご飯に決まり!
夕食の時間まであと2時間はあるし、なんとか作り終わりそうだ。
「あ、デザートにゼリーでも作ろう!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます