第2話

地下の食糧庫の中には沢山の食材が納められていた。

「とりあえず今日はこの身体も目覚めたばっかりだし、身体に優しいスープでも作ろうかな?」

メニューが決まったところで必要な材料を集めていく。

500年前の食材と思うと少しドキドキするが、肉も野菜もみずみずしく張りがあり、新鮮そうに見える。

久しぶりの食事で胃がびっくりしてしまわないように野菜は小さくサイコロ状に切り、よく煮込むことに。

色とりどりの野菜と小さく切った肉を煮込んでコンソメキューブとパプリカパウダーを投入。

「トマトとパプリカパウダーのせいで見た目が血のスープ…まぁ多分美味しいでしょう!」

スープを煮込んでいる間に少し硬めのパンをスライスし、すり潰したガーリックとバターをたっぷり塗る。軽くチーズをふりかけてオーブンで焦げ目をつける。

「うん。ニンニクのいい香り!美味しそう〜」

スープ皿にスープをよそい、その縁にパンを並べる。

「いただきます!」

ほかほかのスープにパンを浸して、ぶよぶよにふやけさせて食べる。

「うーん、美味しい!ドラキュラ伯爵特製スープ!ガーリックの香りが鼻を抜けて食欲をそそる!ふにゃふにゃのパンによく煮込まれた野菜とお肉、消化よし、お味よしで最高です」

ペロリと一皿食べてしまった。

「食後のデザート…と言いたいところだけど、早めにドラキュラ特有の"食事"についても考えないとな…」

血液を飲むことに関して、前世の俺は嫌悪感を感じるが、身体が切に欲していることがわかるため、今はあまり抵抗なく飲めそうだ。

「かといって、沢山飲みたい訳でもないけど…」

とりあえず、ここ2ヶ月分くらいは過去に集めたと思われる血液を飲めばなんとかなりそうだ。

「城の外がどうなっているのかも調べないと」

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