帰れた
(ドンッ!)
「「痛ッ!!」」
俺と佳代子さんは乱暴に床に落とされる
「戻れた・・・のか?」
俺は辺りを見回す・・・そこにはボロボロの土壁と見慣れた汚部屋がある
「はい・・・」
「よかった・・・一時はどうなるかと・・」
「本当にすみません!!私のドジで・・・」
そう言うと佳代子さんはまた土下座をしようとする
「良いよ、なんだかんだ楽しかったから」
「本当ですか?」
「あぁ・・・」
俺の返事を聞いた佳代子さんはホッとした表情をする
「ただ、1つ気になるんだけど・・・」
「何ですか?」
「俺達、思いっきり防犯カメラに写ってると思うんだけど・・・」
「あぁ、それだったら大丈夫です」
俺の疑問に対し、佳代子さんはあっけらかんと答える
「私達はタイムトラベル中に何かしらの形で記録されたらダメなので、この機械の周辺のカメラ機器は一時的に使用不可になるんです」
「なるほど」
なら大丈夫か・・・
「まぁ、国会議事堂も見れたし・・・これで未来に帰れるだろ?」
「実はその事何ですが・・・」
「ん?」
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