逃走
「おい!早く、俺の家にテレポートしろ!!」
「1回、テレポしたら5分間出来ません!!!!!」
「バカ野郎ー!」
逃げ始めて1分くらい経っただろうか、俺達は数十人くらいの警備員に追われていた
「ハァ・・・ハァ・・・待って下さい・・・何か・・体が重い・・・」
「十二単着たまま走ってるからだろうが!」
「あっ、そっか!」
そう言うと佳代子さんは腕の機械をいじり
「フォーチェッ!」
佳代子さんがそう言うと同時に佳代子さんの回りに靄が現れ、そして靄が消えると佳代子さんはへそだしランニングルックになっていた
「ふー、フォームチェンジ完了♪だいぶ軽くなった!」
そう言うと佳代子さんは一気に俺の横まで走って来て
「あと少しです!頑張ってください!!」
「分かってるよ!」
誰のせいでこんなことになってるんだよ!!
そんなことを考えながら走っていると
「待て!!!」
その声と同時に俺達の前に、複数人の警備員が現れ、俺達は立ち止まる
「ハァ・・・ハァ・・もう、逃げられないぞ」
後ろには今まで追いかけてきていた警備員達が、息を切らしながら立ち塞がる
「どうしましょう?挟まれちゃいました・・・」
佳代子さんは泣きそうな顔でこちらを見る
「どうしましょうって言ったって・・・」
「さぁ、大人しくこちらに来てもらおうか・・・」
そう言いながら警備員が俺達の方に近づく
(もうダメだ・・・)
俺がそう思った時
(ペンパーィ♪アッペーン♫)
国会議事堂に変な音が鳴り響くと同時に
「テレポ!!!」
佳代子さんは大声で叫ぶ
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