第9章 帝国の人々

第9章-登場人物

【レガリア帝国】


・ベルンハルト・ヘルムス総統

53歳。首相と大統領を兼ねる帝国の最高指導者。

帝国のあらゆる政治的権能を掌握する絶対的な独裁者。

ロンバルディア教国の遠征軍を襲撃し、その領土の奪取を画策する。


・マルティン・ゴルトシュミット国防軍大将

レガリア帝国国防軍第一軍集団司令官。

第一軍から第三軍までを配下に持つ。

役職としては同格だが、先任はメッサーシュミット大将。


・ギャリー・メッサーシュミット国防軍大将

レガリア帝国国防軍第二軍集団司令官。

人格清廉、軍事的才覚にも秀でた帝国最高の名将。

デュッセルドルフにおける消極的戦闘指揮により、ヘルムス総統の不興を買う。


・マルセル・ユンカース国防軍大尉

27歳。レガリア帝国国防軍第二十二騎兵中隊長。

デュッセルドルフの奇襲戦でロンバルディア教国のヴァネッサ近衛兵団長を捕縛する。


・アイスバーグ国防軍中尉

レガリア帝国国防軍第二十二騎兵中隊長付き将校。

控えめな性格で、上官たるユンカースに影のように付き従う。


・ヘルマン・ハーゲン博士

レガリア帝国の神経科医師にして、特務機関少佐。

悪名高い「帝国特務機関工作課」の主要人物。

人体実験や毒物研究、犯罪者や劣等者への迫害政策などを推進する。




【ロンバルディア教国】


・ヴァネッサ近衛兵団長

27歳。クイーン・エスメラルダと同じ孤児院の出身。

やや小柄だが、大弓の扱いに関しては神業と呼べる腕前を誇る。

デュッセルドルフの奇襲戦で帝国軍の捕虜となる。


・第一師団長ラファエル・デュラン将軍

44歳。攻守と知勇のバランスがとれた良将。

大義を信奉し、忠誠心に富む。

クイーン・エスメラルダの即位後はレガリア帝国国境のカスティーリャ要塞を守る。


・突撃旅団長リアム・コクトー将軍

40歳。出身の村の名前をとって、「パミエの虎」の異名を持つ。

超重量の大斧だいふを操る教国軍随一の猛将。

かつてラマルク将軍の子飼いの部下でもあった。

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