第109話 二人の聖女は向かい合って

 山頂、空の上。激しい戦いの風音が耳を叩く。寒いのに太陽は眩しかった。

 くじけそうになる心を奮い立てて挑み続ける、辛い時間が長い。


 でも遂に。大きい天使の剣を防いでいたわたし達に、奇跡を調べていたペルクスから嬉しい報告が来た。

 応えればすぐ魔力が流れてきて、体にくすぐったい感覚が満ちる。光の輪と同じ気配がした。これが話す為の鍵みたい。


「ありがとう! 絶対に、リュリィさんを助けてくるね!」


 ペルクス達のおかげで、道が出来た。

 だからわたしは皆に聞こえるような声を響かせる。本人にもちゃんと届くように。


 “断罪の奇跡”を使う“純白の聖人”。リュリィさん。

 わたし達を捕まえた人だけど、わたしは助けたい。

 許せない人もいるのは分かるけど、このまま地獄行きなんて嫌だ。

 だってこんなの、全然嬉しくないし、気持ち悪いし、幸せになれない。

 今までもずっとそうだった。他人が苦しむのも自分と同じぐらい、わたしは嫌だった。


「思いっきりやってこい!」

「大丈夫だ。成し遂げられる」

「うんっ!」


 おかあさんとおとうさんに力強く背中を押される。他の皆の応援からも力が湧いてくる。

 ワコさんの槍が、光に変わって温かく体を包んだ。もう必要ないからだ。

 気持ちは熱い。やる気十分。

 精霊さんにも気持ちが伝わって魔力は凄く高まって、わたしはとんでもない速さで飛んだ。

 おかあさんみたいな、だけどわたしなりの、話す為の突撃。


「あれ?」


 繭みたいな光の輪に飛び込めば、不思議な感覚。何もないみたいにスッと通り抜けたと思ったら、中はかなり広くなっていた。大きな光の輪が球みたいに辺りを囲っている。

 少し迷ったけど、勢いそのまま、まずはリュリィさんを抱き抱えて、一気に空へと向かう。


「な……っ! これは……!?」


 リュリィさんが目をまん丸にして驚いた。ずっと目を閉じて祈っていたみたいで、その分何がなんだか分からないのか、凄い慌てようだ。


 空に飛んでも、光の輪の空間はついてくる。おかげで本当に空に上がったか不安になった。

 奇跡は本当に不思議。

 外ではまだ、天使が剣を振るっているはずだけど、見えないし、聞こえない。

 でも、きっと、大丈夫。

 おかあさんとおとうさんとペルクスと、他にも皆が頑張っている。絶対に負けない。


 だから、わたしはリュリィさんとの話し合いに集中するんだ。


「あなたは悪くない! 無理に罰を受けなくても大丈夫だよ!」


 強く抱えたまま、一生懸命に気持ちを伝える。

 でも、リュリィさんは振り返って真っ向から否定してきた。


「離しなさい! 情けは無用です!」

「違うよ! わたしは本気で言ってるの!」

「いいえ、私は罪人です! 傲慢で愚かな、許されざる罪人です!」


 全く聞く耳を持ってくれない。

 しかも手を掴んで無理矢理暴れて、わたしは手を離してしまう。


 あっ、と思ったけど、宙に浮いた。というより地面みたいに光の輪の上に立っている。

 奇跡の力だ。


 一応は落ち着いて、でも妙に怖い雰囲気で、語る。

 全部決まっていて変えられない事実みたいに、淡々と。


「大人しく引き下がりなさい。あなたが何を言おうと、私は罪人なのです」

「それなら同じだね。わたし達だって何を言っても聞いてくれなくて、罪人だからって罰を受けた」


 それならこっちは、とにかく熱く喋る。

 静かに、気持ちを込めて、悲しい事を思い出しても、それでも笑って。


「それから、罪を許されるのも同じ。だって神様が直接そう言ったんだから」

「……いいえ。主が許されようと、その慈悲を受け入れる訳にはいきません。堕落しないかどうか、これは試練なのです」


 やっぱり罪悪感が深かった。自分の意思を曲げる気がない。

 自分を許さない姿勢は、厳しい正義。他人だけじゃなく自分も罰しようとするのは、ある意味で正しいのかもしれない。


 でも諦めない。


「やっぱり同じだね」


 明るく声をあげる。

 胸に手を当てて、優しく聞こえるように。


「わたしも他の人より、わたしが頑張る方が良い。だから、今じゃ罰も悪くなかったって思ってるの」


 余程意外だったのか、リュリィさんは困った風にささやく。


「何を……?」

「わたしはね、流刑になっても、それでも良かったの。他の皆が幸せになるなら。だって、笑ってくれたら嬉しいから」


 決まりを破る人は、ちゃんと守る人を傷つける。

 たくさんの人が安心する為には、罰は悲しいけど必要なものでもある。そうしないと、心から笑えないから。

 南の地域でも幸せになれたから言えるだけかもしれないけど。


「でも、あなたはずっと、違ってた」


 最初に捕まった時を思い出しても、今日の様子を思い出しても、やっぱりずっと笑っていなかった。


「怒ってたし、満足してなかった。幸せそうじゃなかった。だから、わたしは嫌なの」

「……使命は真剣に為すもの。笑わず満足せず、勤勉に努める事こそが肝要なのです」

「違うよ。神様だって人の幸福を願うって言ってた。幸せになろうとしなきゃダメなんだよ!」


 リュリィさんは少し顔色を変えて、でもやっぱり、冷たく首を横に振るだけだ。


「いいえ。主の慈悲であろうと、軽々しく受け入れては、それこそ主への冒涜です。納得など──」

「わたしもまだ納得してない!!」


 悪いけど言葉を遮って強く叫び返した。驚きに染まった顔へと、更に思いをぶつける。


「サルビアさんの歌、素敵だったでしょ? 歌うの止めさせなかったんだし!」


 急になんで?

 そう言いたそうな困った顔が見えた。

 でもわたしは気にしないで一気に伝える。


「ワコさんの絵も素敵だったでしょ。おかあさんもおとうさんもペルクスも、他の人も皆皆、優しくて凄くて、良い人なの!」


 リュリィさんには、言ってほしい事が、分かってほしい事がある。

 だから全力で伝える。


「司教様からは許すって、聞いた。でもあなたからは、まだ聞いてない。ねえ、まだ皆を罪人だと、悪人だと思ってる?」

「主が赦したのでしょう。異は唱えません」

「違う。あなたの言葉が欲しいの。神様が許してもあなたが許さなかったら意味ないの!」

「……音楽は、確かに努力が窺える素晴らしいものでした。勤勉な方々なのでしょう。……他の方は、知りません」


 確かにまだほとんど知ってもらえてない。

 わたしが言うだけじゃ分からなくても仕方ない。嘘をつけないし、誠実なんだ。


「だったら、ちゃんと知って。一緒に過ごそう。地獄よりそっちの方がずっといいよ。幸せは堕落なんかじゃない。神様の言う事を破るのはダメなんでしょ!?」

「確かに。主の下された罰ならぬ自罰は、それこそ傲慢な行いでした」

「そうだよ。新しいあなたへの罰は、幸せになる事!」


 リュリィさんは目を見開く。

 晴れやかで明るい素敵な微笑みは、今までよりかなり子供らしい顔だった。


「面白い事を言うものですね。罰として幸せになれなどと。……それは、今度こそ主の御心に叶う行いなのでしょうか」

「うん、大丈夫だよ! 絶対に、その方が喜ぶから!」


 リュリィさんと同じように、わたしも笑う。尻尾が揺れるのを抑え切れない喜びのままに。


 でも、また目を伏せて、笑みを消してしまった。


「……いいえ。やはり主を冒涜したこの身に相応しいのは、地獄の責め苦です」


 どこまでも冷たい。未来を決めて、考えを変えない覚悟。厳しさの塊みたいだ。


 分かり合えない。

 心が冷えて、縮こまる。

 そんな風に諦めたくなかった。

 ギュッと手を握る。


「だったら、戦いだね。悲しいけど、話して分かってくれないなら、無理矢理にでも認めさせる。力ずくでも、自分を許してもらう!」

「……なんと不合理な」

「そうだよ、わたしはワガママなの!」


 リュリィさんへ堂々と挑む為に、名乗る。

 真っ直ぐ見つめて、胸を張って。


「わたしは、精霊の足跡スピリステットの、聖女。妖精おかあさん獣人おとうさんの娘──」


 やる気に応じて、精霊さんも元気よく、魔力が集まっていく。


 そして、リュリィさんも応えてくれた。


「私は、かつての異端審問官筆頭“純白の聖人”。“断罪の奇跡”の担い手」


 気配が鋭くなっていく。ビシビシと肌を刺すのは、使命感に満ちた闘志。


「カモミール!」

「リュリィ・ヒズベルク」


 お互いに誇らしく名乗って、向き合う。

 面会って言ってたけど、結局は戦い。悲しいけど、納得には必要な流れかもしれない。


 光の輪の空間が消えて、外と繋がる。

 天使は消えていた。地獄の炎も見えない。

 多分リュリィさんが、わたしに集中しているからだ。説得の戦いを受け入れたからだ。

 おかあさん達が戸惑いながら見守る中、今からわたし一人の仕事。


 向き合って、魔力が荒ぶる。風が吹く。

 日差しがわたし達を照らす。

 そして、弾けた。


「拘束します」

「説得する!」


 わたしは精霊魔法で一気に加速。やる気十分だから絶好調。強くても優しい風が体を押してくれる。

 でも光の輪も速かった。

 ギュンギュンと、数え切れないたくさんの輪が飛んでくる。空が埋まるくらい。

 眩しい中、方向転換を繰り返して避けていく。


 だけど、前は飛んでくるんじゃなくて、体に直接現れて縛られた。今は出来ないみたい。

 “断罪の奇跡”。罪人はわたしじゃなくて自分だと思っているから、なのかもしれない。


 だけど、まだ強い。

 捕まったら多分終わりだ。

 隙間を見つけてなんとか避ける。体をひねって、縮こまって。急加速と急停止と急転回の連続。

 全然近付けない。むしろ逃げていたら離れていく。

 一瞬だって気を抜けない。


 でも、凄いと思った。

 神様にも褒められた、信念と研鑽の結果。やっぱり嫌いになれない。


 光の輪が閉じる前に加速して潜る。逆に急停止でタイミングを外す。手足を曲げて、回転して、間を綺麗に抜けていく。

 曲芸みたいな鮮やかさは偶然だ。

 先を予想なんてできないから、だからひたすらに見て避ける。

 限界ギリギリの飛び方で空を舞う。


 それが、なんだか爽快。


「きゃははは!」


 本当に楽しくなってきた。

 そう、楽しい。だから、強くなれる。

 風は更に速く、速く、自由に吹く。

 踊りみたいな軽やかに、戦いらしく苛烈に。

 下からはシャロさんとサルビアさんの音楽も聞こえてきて、更に楽しい。

 光の輪と一緒に舞台に立っているみたい。


 うん。幸せになってもらいたいなら、見本を見せなきゃいけない。


「わたしはもう、捕まらないよ!」


 大声が空に吸い込まれて、それを追い抜くように前へ。過ぎ去っていく光の輪が綺麗だ。

 この楽しさなら、ちゃんとやり遂げられそう。


 でも、リュリィさんも本気だ。

 遠くて小さくても、厳しい視線が見えた。


 最高の技は、気持ちの表れ。

 隙間なくミッシリと全力が放たれた。一面の光の輪の集合体は、もう光の壁。

 逃げ場がなくなっていた。


 ううん、違う。

 世界はとにかく広い。

 青い、何処までも高い空を見た。

 逃げ場なら、ある。


「精霊さん! 優しい優しい精霊さん! もっと自由に飛びたいの! 力を貸して!」


 大きく、大きく後ろへ。一旦逃げる。

 光の壁を引き離して、空へ。雲より高く、星に届きそうなぐらい高く。

 リュリィさんや光の壁どころか、山脈すらもちっぽけに見える高さまで。

 寒くて息をするのも苦しくて、でも綺麗だ。気持ちの良い景色だった。

 美しい世界を見下ろす。色々と忘れて見惚れてしまうくらいの凄い眺めだ。

 でも、それを力に変えて、やり遂げなきゃ。


 わたしの羽はおかあさん譲り。

 妖精は自由で精霊との相性は最高。

 耳と尻尾はおとうさん譲り。

 獣人は目が良いし気配にも敏感。


 天空から、リュリィさんまでを一息に飛んでみせる。

 ぐんと落ちるみたいに加速。

 青の中を突っ切る。

 迫る光の壁はとにかく広い。でも果てがあった。やっぱり逃げ場なら、ある。

 山脈から北の方へ。

 大きな大きな曲線を描いて、壁の切れた所を派手に遠回り。

 遥かな遥かな距離を、高速で通り過ぎる。

 体が痛くなる程の速さは、それでも爽快な気分をくれた。


 壁を越えたら真っ直ぐな軌道に。またぐんと加速。

 わたしを見失ってキョロキョロするリュリィさんが、バッチリ見えた。

 あとはもう、その真横から飛びつくだけ。


「なっ!」


 一気に接触。速度を落とさず、傷つけないように精霊魔法に頼って。

 また、体を掴む。抱き締める。

 ギュウッと、今度こそ離さないように。


「捕まえた! ねえ、わたしの言う事聞いてもらうよ!」

「いいえ、聞けません! 私の罪は地獄でしか許されない! 到底償えない程に大きい!」


 泣きそうな顔で、激しく叫ばれる。

 罪悪感に追いつめられて、絶望しかないと信じている感じだ。

 光輪を出さないのは、やっぱり誠実だからかもしれない。


 そんなリュリィさんだから、助けたいんだ。


「そんなことない! 証拠を見せてあげる!」


 またまたぐんっと加速。

 リュリィさんと一緒に、山頂の上空から、まずは一気に降りる。


「なっ! くっ、あああっ!」


 速過ぎたせいか絶叫が空に散っていく。

 悪いけど我慢してほしい。

 大事な事を教える為だから。


「ほら見て。これが、魔界って呼んでた場所だよ」


 真下の、復活した大地を案内。

 草花が生えた広い平原。寝転がったり、上を飛んだりしたい素敵な場所だ。

 リュリィさんも落ち着いて、ちゃんと見てくれている。

 ほっとして、そのまま先へ進む。


「それから、この森。あの湖の近くにしばらく住んでたの」


 大変だったけど、楽しかった。

 丸ごと移動させた跡も見える。豪快な引っ越しを思い出して笑えてきた。


「ほら、この草原、真ん中の、これがわたし達の街!」


 自慢だから一際に高らかに叫んだ。

 道や人が小さく見える。わたし達の頑張りが大きく広がっていて、誇らしい。


「それから、フロンチェカ。迷惑もかけちゃったけど今は仲良しだよ」


 森の中の街は、友達もいるしまた遊びに行きたい。

 冒険と暮らしの間、おかあさんがな暴走しちゃって復興まで大変だった。おかげで絆は深まった気はする。


「ダイマスク。劇場が本当に素敵なんだよ」


 サルビアさんと同じくらい凄いティリカさんの歌が懐かしい。他にも綺麗な物や美味しい物、それから素敵な絵もある。いつか思う存分回ってみたい。


 更に更に、もっと遠くへ。大陸から外にまで。


「海って見た事ある!? あ、ねえあそこにクジラさんがいるよ!」


 リュリィさんはずっと無言。

 一人ではしゃいでいるみたいだけど、気にしない。

 だって、楽しいから。それに、黙っていても色々感じているはずだから。


「フダヴァス! ワコさんの故郷でね、大好きな景色がいっぱいなの!」

「も、もう結構!」


 フダヴァスの思い出を話そうとしたら、ようやくリュリィさんが喋った。疲れているけど、不愉快そうな感じじゃない。

 わたしは空中で止まって、改めて聞いてみる。


「分かってくれた?」

「何も分かりませんよ、何がしたいのか……」

「これが、わたし達の世界だよ。こんなにも広くて、こんなにもたくさんの人がいる場所に、わたし達は住んでるの」


 リュリィさんは改めて下に広がる世界を見回した。

 神様が作って、人がより良くしようとする、この世界を。


「だからわたしは、この全部を幸せにしたいの。それは、一人じゃ無理で、おかあさん達がいてもまだ足りない。罰は要らない。代わりに、皆の為に頑張って」

「……頑張る?」

「だってそうでしょ? あなたが地獄に行っても、誰も嬉しくない。だけど、代わりに力を貸してくれたなら、その分たくさんの人が幸せになる。もちろん、あなたも幸せにならなきゃダメ。それが神様も好きな事だよ! あなたの力は傷つけずに止める、優しい力なんだから!」


 最後の伝えたい事もちゃんと言えた。

 戦いになれば、気絶する怪我やそれ以上の事でしか止められない。でも、リュリィさんならどんな人でも安全に止められる。

 その優しさは、皆を幸せにする力だ。


「……主の造られた広い世界、多くの人……確かに、大罪の贖罪に相応しき膨大な規模でした」


 リュリィさんは静かに答える。抱える姿勢だと背中しか見えないけど、きっと可愛く笑っていると思う。

 ようやく、助けられたんだろうか。


「……分かりました。その罰、受け入れましょう」

「良かった! これからよろしくね!」


 分かり合えた嬉しさでいっぱいだ。耳も尻尾も落ち着かない。

 これから絶対に仲良くなれる。だってリュリィさんは、ただ厳しかっただけだから。


 二人で、また空を逆戻り。

 皆が待つ山頂へ。

 なるべく急ごうとするけど、行きよりはかなり遅く飛んでいく。皆を待たせるのはダメだけど。

 気持ちが通じた嬉しさが膨らんで、速さに集中出来ないから。





 それから、山頂に帰っても大変だった。

 無茶をしたって、心配させたから。おかあさんとおとうさんにギュッと抱きしめられたら泣けてしまった。ペルクスにも褒められたけどワガママ過ぎたって反省。

 落ち着いたリュリィさんが謝って、アーノルフさんとも約束をし直した。お金や人手、大変だった分の保障も決まったみたい。

 それから、また改めて北と南の国が集まって会議が開かれる事になった。

 その準備でしばらくは忙しくなる。大陸を大きく動かす変化だから、これまで以上に苦労するって皆は覚悟していた。



 でも、今日のところはとりあえず、心の底から笑いたくなる完全勝利だ。

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