しょの5「【ポエム】「★ポチっと、な」妖精」について

この間。

単独のエッセイでアップしました。


記念に、「お得パック」に掲載しました。

既にお読みの方は、スキップしてください。


只。

妄想が、止まりません。


もともと。

好きな方でしたけど。


カクヨムに登録してから。


仕事中も。

トイレの中でも。


妄想しっぱなし。


危ないです。

オジサン。


では、本文を。



※※※※※※※※※※※※※※※

【ポエム】「★ポチっと、な」妖精


澄み切った青空。

ぽっかり、白い雲が。

二つ。

三つ。


ここは、夢の国。

「カクヨム」王国。


今日も小人達が。

素敵な小説を。

一生懸命。

書いています。


その一人に。

トムがいました。


トムは。

小説が。

大好きです。


トムは。

可愛い。

お話が。

大好きです。


いっぱい。

いっぱい。


書きました。


「う~ん・・・」


でも。

トムは。

悩んでいました。


「ぜんぜん・・・」

「読んでくれない・・・」


タメ息が。

一つ。

二つ。


トムのおうちの天井に。

シャボン玉のように浮かびました。


その時。


シャラ~ン。

と、いう。

音と、ともに。


おうちの中が。

まっ白になりました。


キラキラとした光に包まれて。

小さなシルエットが浮かびます。


「えっ・・・?」

トムは目をこすりました。


徐々に視界が。

クリアになって。


そこに、いたのは。

何と。


妖精でした。


「チョッチュ、ねぇ~・・・。」

陽気に挨拶しています。


昔の有名なボクサーさんに似ています。


髪はアフロ。

口元には、おヒゲ。


でも。

白い布。

白い羽。


外見はまさに、妖精です。


「トムちゃん・・・」(裏声で(笑))

優しく、話しかけます。


「何か、悩み事でもあるの?」

妖精はとても、優しいのです。


みんなが、しあわせに。

いつも。

そう、願っているのです。


「ボクゥ・・・」


うつむくトムの気持ちが、すぐにわかりました。


「★ポチっと、な~!」


呪文と同時に、星がついたスティックをふりました。

金色の光の粒がトムに降り注ぎます。


すると。


トムの頭上のカーソルに。

★がひとつ。

あらわれたのです。


「うわぁ~・・・」

トムは感激の声を出しました。


嬉しさが、金色の粒と共に。

全身を包み込んでくれました。


トムが喜んだのをみた、妖精は。

とても、うれしくて。


星のスティックを振りかぶりました。


「じゃあ、もう一つ★を・・・」

「ポチっと・・・」


その時でした。


「ギー、ギッギッギッ・・・」

だみ声と共に、黒いシルエットが。


「あなたは、誰・・・?」(ずっと裏声で(笑))

妖精が尋ねると。


「ワシは・・・」

黒いシルエットから、大きな目がギロリ。


「句読点、大王様だ」

トムと妖精をにらみつけています。


「えっ・・ま、まさか・・・?」

トムは怯えるように、つぶやきました。


「あの・・・伝説の?」

「ギー、ギッギッギッ・・・」


トムの声をかき消すかのように。

大きな笑い声です。


「ギー、ギッギッ・・・その通り」

大きな口です。


「長~い文章で、ひらがなが繋がって、読みにくい・・・」

赤い舌がチロチロ見えます。


「大王様が添削してやるのだ、ギー・・・」

「お、恐ろしい・・・」


トムは本気で怯えています。


「だけど、今日は違うのだ、ギー・・・」

「簡単に★を上げたら、小人のためにならんのだ、ギー・・・」


いいことを言ったと、得意げです。


「そんなこと、言ってもねぇ・・・」(やはり裏声で(笑))

それでも、妖精は反論します。


「励みになるじゃない・・・」

「貴男も覚えがあるでしょ・・・?」

「誰も読んでくれないで、あきらめていたら・・・」


妖精の言葉が大王の心に刺さります。


そうなのです。

大王も初めてもらった★が凄く、嬉しかったからです。


「ウウッ・・ギッギギッ・・・」

句読点大王も、説得力のあるロジックを否定することはできません。


「シ、シヨウガナイ・・ギー・・・」


力なく、肩を落とすと。

妖精が持つ星のスティックに手を添えて。

一緒に振りかぶるのでした。


「待って・・・!」

トムが二人の手をとり、とめました。


「句読点大王様の言う通りです」

まっすぐに、澄んだ瞳が二人を見つめます。


「ボク・・・」

口元がキリっと引き締まります。


「もっと、ガンバル・・・」

爽やかな笑顔です。


「ウウウッ・・ギッギギー・・・」

句読点大王は、もらい泣きしてしまいました。


妖精も、口元をおヒゲと一緒にほころばせます。

二人は手をつないで、トムのおうちをでました。


「じゃあ、ガンバルんだよ、トムー・・・」

アフロヘアをなびかせて、句読点大王と共にお空を飛んでいます。


そして。


「★ポチっと、なぁ~・・・」(裏声で(笑))

「★ポチっと、なぁ~・・・」(だみ声で(笑))


「カクヨム」王国中を旅して、★をふりまくのでした。


王国の小人達は幸せです。

こんなにも、素敵な妖精さん達が。

みんなを、応援してくれるからです。


今日も小さな家の。

可愛い小人に向かって。


星のスティックを・・・。


その時でした。


「ちょっと、待つんだ、ボエェ~・・・」

ハスキーな声と共に。


「アタシは、改行、妖怪・・・」

「長い文章をつめこみ、つめこみ・・・」


【もう、ええっちゅうの・・・!】


めでたし、めでたし。(^o^)


これは・・・。

ポエム・・・。


だよね・・・?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る