第396話 対談再開前の夜
2023年12月16日・土曜日の夜。
オトナプリキュアの御意見番を終えた米河氏宅より。
彼はその後も酒を飲まず、詩作とともに小説の続きをひたすら書いている。
ときに、メールチェックをしたり動画を観たりもする。
だが、ここを逃していつかくのだと言わんばかりの様子。
ひたすら、パソコンに向かってキーボードをたたいている。
ノートパソコンを使っているのだが、本体のキーボードを使わず、少し離れた場所から別のキーボードを用いて、ひたすら、文字を書き込んでいるのである。
先週の土曜日の業務も、実は、似たような感じだったという。
彼はその日、朝から酒を飲まず、オトナプリキュアのあともひたすら仕事をこなしたのち、夜中の24時、すなわち午前0時が過ぎたのを見て、そこで仕事をとめて軽食をつまみながら酒を飲んだという。その時の彼の弁がこうだ。
「これで、土曜日一日禁酒した!」
24時までに酒を飲むのをやめ、その日は一日飲まず、日付が変わったことを確認してから飲み始めたから、その日0時から24時までは酒を飲まなかった、つまりすなわち1日だけだが「禁酒」したという論理なのである。
これは、鉄道趣味会の先輩である柳田町の酒屋の藤木氏と親交があった折に藤木氏がよく使っていた論理だとのこと。
かの米河氏もまた同じようなことをして同じような弁を述べているわけだが、周囲の呆れ具合、想像に難くないでしょうね。
さて、かの最終戦争は、翌朝未明に行われるという。
彼はその準備に向けても余念がない。
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